2014年2月24日月曜日

私にできること

私は現在何人かのご家族と患者さんの相談に関わらせていただいています。
あるご家族は、本当に熱心で、医療や介護のことをよく勉強し、お仕事と介護を両立なさっています。
病院にいる患者さんへお見舞いに行った時、スタッフのことや対応が気になったそうですが、それを指摘できなかったそうです。うるさい家族と思われたくなかったということでしたが、医療者はご家族の要望などを、真摯に受け止めるべきだと思います。
仕事に追われて忙しいのは患者さんには関係のないことです。万が一、要望が無理難題の時は話し合う必要があるにしろ、言えない状況を作っていることは(患者さんやご家族が言いにくい環境)良くないと思いました。
一生懸命にご家族は取り組んでおられます。言葉一言一言に一喜一憂なさいます。
そういうことを私たちは認識する必要があると思います。
私は、ご家族と患者さんが良い医療を受けることができるように橋渡しをすることが仕事ですので、病院への働きかけもとっても慎重に行います。患者さんやご家族が言いにくくなってはいけないからです。
でも、本当は私のような仕事がなくてもいいような医療の雰囲気があれば良いだけなんですよね。
今、私にできることは少ないかもしれないけれど、少しでも多くの患者さんとご家族の力になること、医療者とのいい関係を築くことができるようにすること、そして、気持ちを理解してよりそうことしかできません。
ご家族の身体も無理なさっていないかと心配だし、患者さんのことももちろん心配です。
いつもそのようなことを考えていますが、もっとできることはないかなって悩む日は続きそうです。

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