2008年12月31日水曜日

今年最後の言葉・・・アラン・ケイより

今年も終わりますね。今年の締めとして、この言葉をお伝えします。
未来を予測する最善の方法は、それを作りだすことである』- アラン・ケイ - (アメリカ合衆国の計算機学者・教育者。ジャズ演奏者)
今年は、不況や世界情勢が大きく変わりましたね。私自身もさまざま変化がありました。「来年こそは」と、毎年考えてはいますが、未来は、自分の行動によって変ってくるように感じます。みなさんが実現させたい未来、夢があるのなら・・・でももし将来に不安があるのなら、最善の方法は、自分が望む未来を自分の手で作り出すこかもしれません。 年末になると、2009年の運勢とか、おみくじとか、占いの類がたくさん出回りますね。 私は、 そういった運勢とか、バイオリズム的なものは参考にしますが、それを踏まえた上で、未来は自分で切り開いて行くものだと思っています。 未来が見えないのは、創造していないからかもしれない。 自分の未来を、自分で創造していきましょう。
みなさんは、2009年をどんな年にしたいですか?私は、 2009年、実現したいこと、実現したらいいなと思うことを全部書き出してみました。 今は、どうやって実現したら良いかがわからなくても構わないのです。そして、 その紙を常に持ち歩き(手帳に書きましたので)、2009年の1年間、常に見返すようにしようと思っています。 その中でも「これが実現したら最高に良い年だ」と思えるものを一つだけピックアップして、その目標・夢を実現させるための現実的な計画を立ててみたいと思います。 みなさんも新しい一年、試してみるのもいいかもしれませんね。
今は、実現するためのやり方がわからないかもしれません。 だとしたら、やり方を調べたり、知っている人を探すための計画を立ててみましょう。 あなたの2009年が素晴らしい1年になりますように・・・。
堀 エリカ

2008年12月26日金曜日

心の病って。

先日、友人から「○○さんが、あなたのことを、心が病んでるって言ってたよ。」と聞かされました。確かに体は病気がありますが・・・。それで落ち込むこともあるし、人ですから、感情はあります。
でも、どうやら、落ち込めば「ウツ」喜べば「明るすぎておかしい」という判断になるようです。
数値で測れない心の部分、性格や、感情の起伏は誰にでもあり、個体差は大きいと思います。
そう思われるような言動があったのかもしれませんね。でも、人にそう話して回る人はどうなのでしょうか。
医学的にも、社会的にも何か支障があれば別なのでしょうが、自分の感情が、人にはこのように伝わったり、感じられるのだなと思いました。
いつも、だれに対しても、どんな時も穏やかでいることはできません。
だって、人間ですから。私はそれでいいと思っています。ですから、他の人の感情のある会話や態度も「病んでいる人」ではなく、「あたりまえの人間」として受け止めています。

2008年12月24日水曜日

Joyeux Noël

今年も、あと1週間ですね。早い早いと毎年言いつつ、時は過ぎます。
今年は、様々ありましたが、とても充実した1年でした。たくさんの学びや出会いがありました。
痛みや、悲しみ、喜び・・・生きている証だな。と思います。
心豊かにまた、時を過ごすことができるように、みなさんの「安全基地」になることができるように、残りの2008年と、新しい年を迎えたいと思います。

2008年12月23日火曜日

誰と時間を過ごしますか?

歳の瀬に、クリスマスイブ、クリスマス、大晦日、お正月・・・と、何かと行事があると誰かと過ごしたくなりますね。
でも、そんな特別な日でなくても、私はたくさんの人と大切な時間を過ごしていきたいと思います。
私は、どの人も出逢った人は大切にしたいと思います。

24日はクリスマスイブですね。とても神聖な感じがします。心穏やかに過ごしたい。皆さんも幸せに穏やかにお過ごしできれば良いと、祈ります。

一年が終わり、新しいときを迎えますね。流れ続ける時を、特別な日にかかわらず、大切にすごせますように・・・。

私の祈りです。

今年も、来年も、皆さんの「安全基地」でいることができますように、祈ります。

2008年12月19日金曜日

静かなクリスマスツリー


昨日、ある大学で、セミナーがありました。正門のところにきれいなクリスマスツリーが見えました。
町中美しいイルミネーションで飾られていますね。この大学のツリーは華々しくはないけれど、とても、静かで美しいと感じました。
都会の雑踏の中、静かなクリスマスを過ごすのもいいなと思いました(毎年そうですが…)。
みなさんは、どのように過ごすのでしょうか?

2008年12月18日木曜日

時間の貯金

もし、あなたに86400円、毎日振り込むといったら、あなたはどうしますか?そのお金は、翌日にはなくなって、新しく86400円振り込まれる。。。
何もしなければ、ただ、消えていくだけのお金。あなたはどのように使いますか?
この「86400」は、一日の秒の数です。この1秒は、けして貯金ができません。無駄に使う人はいるかもしれませんね。「忙しい、忙しい」「後でやろう」という人は時間を上手に使っていないかもしれませんね。心当たりはないですか?
時は金なり。あわただしく師走は過ぎていきますが、時の長さは一日86400秒で、ずっと変わらないのです。
貯金もあと延ばしもできない「いま」という時間、大切に過ごせるといいですね。

2008年12月12日金曜日

一人、ひとり。

私は、仕事柄、たくさんの人たちの心の痛みを聞きます。
人の数だけ、悩みの深さや大きさがあります。
どれだけたくさんの人とかかわっても、私には「たくさん」ではなく、「一人ひとり」です。私の尊敬するマザーテレサは「どれだけたくさんのことをしたかではなく、どれだけ心をこめたか。」が大切だと言葉を残しました。
時々「色々いいことばかり言っても、世界の全部は救えないだろう」と言われます。
もちろんそのようなことはできません。でも、少しでも一人ひとりのために、できるだけ心をこめて「自分でできる」活動をしていきたいと常に思っています。
状況は違っても、命は平等だと思っているし、そうであってほしいと願う毎日です。

2008年12月10日水曜日

発想の転換。ピンチをチャンスに変えること。

みなさんは、不安で眠れなくなった事はありませんか?夜、布団に入ってもこれから将来の自分がどうなるのか・・・など、不安でなかなか寝付けなかったことはないですか? 不安・心配・焦りなど。
私は人生の様々な場面で感じます。(日常もそうですが)でも、特に病や起業した時に強く感じました。これは誰にでもあることかもしれませんね。

私は、起業した時に、ビジネスで成功している人に聞いたことがあります。その方は、ビジネス構想が上手く考えられたので、会社を辞めて自分で起業しようと考えたそうです。 『その時、不安とかなかったの?』と聞くと、面白い答えが返ってきました。 『組織に属している時は、あれこれ考えて、できると思ったので、不安はなかった。でも、会社を辞めた途端、不安になってきました。』 つまり、組織にいるときは、不安がなく、起業して、うまく行き出してからの方が不安が増えたというのです。 普通に考えられているのと逆かもしれませんね。 何故、これが面白い答えかと言うと、その「不安」と言うものが強烈なモチベーションになっている事に気がついたからです。 つまり、成功している起業家の話を聞くと「成功したい」と言うポジティブなモチベーションもありますが、それ以上に「不安」「心配」と言うネガティブなモチベーションが大きいと言うことです。 そう考えるとビジネスをやっていく上での「不安」とか「心配」とか言うのは悪いものでもないのかもしれませんね。
あなたはどうでしょう? 不安などありませんか? 「不安」を上手に使って自分を動かすことも発想の転換かもしれませんね。

2008年12月2日火曜日

1月31日のフォーラムにパネリストとして参加させていただくことになりました。

「魂の成長・進化を支援する医療」の主催で開催される、来年年初のイベントに、医療従事者としての立場からパネリストとして参加することになりました。
ご関心のある方はぜひ参加してくださいね。
イベントの主旨、プログラム内容は、以下の通りです。

第1回「 魂の成長・進化を支援する医療 」主催イベント
■タイトル 「心をみつめ、いのちを見守る愛ある医療とは」
~現代医療よ、魂を語ることを怖るるなかれ~
副題の出典は、「地球交響曲(ガイアシンフォニー)第3番」星野道夫の友人、ボブ・サムの言葉です。

■日時 2009年 1月31日(土)  12:00開場   13:00開演  18:00終了
■会場 東京・世田谷区民会館ホール(1200人収容) http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00004089.html
■主旨 生きていれば誰でもが経験する病や老いや死、あるいは人生の困難、苦難、試練を「魂の目覚め、魂の成長・進化」の機会にし、本当に自分の魂が歓ぶ生き方に歩み出そうとする人たちをどうサポートしていけるのか、死を包含した生をどう生きるのか。そして、人生の試練を大いなる存在からの贈り物にするにはどうしたら良いのか。患者も医療者も共に幸せや安心を感じられる、より良き医療とは何か、西洋医学だけに囚われない「新しい医療」への道を開いていくには何が必要なのか・・・。 このようなテーマを患者、元患者、患者の家族、医療者、このテーマに関心のある方々が、同じ目線で、対等に話しができる場、考える場をつくる。
■主催及び大会事務局:『魂の成長・進化を支援する医療』
管理人:長堀(外科医)・副管理人:櫻井( 会社員・地球マネジメント学会評議委員)
■ 参加費 前売り3000円 当日3500円
■プログラム
総合司会:醍醐 千里(詩人、「魂の約束」の作者)
(第1部)■基調講演:鈴木秀子(国際文学療法学会会長。国際コミュニオン学会提唱者。文学博士。聖心会会員。)http://www.enneagram.gr.jp/index.html  テーマ:「心をみつめ、愛ある医療とは」 (13:00~14:00)
(第二部) ■講演:櫻井秀真(会社員・地球マネジメント学会評議員・元患者) テーマ:ウツからの帰還~闇から愛と光溢れる意識の世界へ~ 友情出演:三野友子(ライアー奏者)・協力:鯉沼香帆(曼荼羅アーティスト) ■ 講演: 岡部明美(ワークショップ・トレーナー/セラピ スト/東海ホリスティック医学振興会顧問/元患者) テーマ:脳腫瘍・水頭症からの生還 ~病は、新しい人生の扉を開ける鍵~ (14:00~15:30)
(第三部)パネルディスカッション「テーマ:心をみつめ、いのちを見守る愛ある医療とは」 (15:45~17:00)
<パネリスト> ●長堀 優(外科医) ●伊東充隆(医師/セラピスト/青空禅フォーラム主宰) 堀エリカ(看護師・救急救命士・医療コーディネーター・難病患者) ● 櫻井秀真(元患者) ●ファシリテーター:岡部明美
(第四部)17:20~18:00 コクーン"いのちの絆コンサート"
皆様の温かいご支援をよろしくお願い申し上げ ます。私のお話しをぜひ聞きに聞いてくださいね。

チケット申し込みは、hodaka05@mcjapan.jp です。(事務局:室伏まで)よろしくお願いいたします。

ふと目にした言葉です。ーオライア・マウンテン・ドリーマーの詩ー

先日、知人からネイティブアメリカンの長老の詩が送られてきました。とても素敵なのでご紹介いたしますね。
あなたが生活のために何をしているかは、どうでもいいことです。 私はあなたが何に憧れ、どんな夢に挑戦するのかを知りたいのです。
あなたが何歳か ということも関係のないことです。 あなたが、愛や夢や冒険のためにどれだけ自分を賭けることが出来るか知りたいのです。
あなたがどの星座の生まれかということもどうでもいいことです。 あなたが本当に深い悲しみを知っているか、生涯の裏切りにさらされたことがあるか、それによって傷つくのが恐いばかりに心を閉ざしてしまっていないかを知りたいのです。
あなたが、自分のであれ、人のであれ、痛みを無視したり、簡単に片づけたりせずに、それを自分のものとして受け止めているかどうかを知りたいのです。 また、喜びの時には、それが私のであれ、あなたのであれ、心から喜び、夢中になって踊り、恍惚感に全身をゆだねることができるかを知りたいのです。 気をつけろとか、現実的になれとか、たいしたことないさ・・・などと言わずに。
私はあなたの話すことが本当かどうかには関心がありません。 私は、あなたが自分自身に真実であるためには、他人を失望させることでさえ、あえてすることが出来るかどうかを知りたいのです。  たとえ裏切りだと責められても、自分自身の魂を裏切るよりはその非難に耐える方を選ぶことが出来るかどうかを。 たとえ不実だと言われても、そんな時にあなたがどうするかによって、あなたという人が 信頼に値するかどうかを知りたいのです。
私は、あなたが本当の美がわかるか知りたいのです。 それが見た目に美しく見えない時でも、毎日、そこから本当に美しいものを人生にくみ上げることができるかどうかを。私は、あなたがたとえ失敗しても、それを受け止めてともに生きることができるかどうか、それでも、湖の縁に立ち、銀色に輝く満月に向かって「YES!」と叫ぶことができるかどうかを知りたいのです。
あなたがどこに住んでいるか、どれだけお金があるかはどうでもいいことです。 それよりも、あなたが悲しみと絶望にうちひしがれ、どんなに疲れ果てていても、また朝が来れば、起き上がり、子供たちを食べさせるためにしなければならないことをするかどうかが知りたいのです。
あなたが誰を知っているか、あなたがどうしてここへきたかは関係ありません。 私とともにひるまずに炎の只中に立つことが出来るかどうかが知りたいのです。
あなたが、どこで、誰と勉強したかはどうでもいいことです。 私が知りたいのは、皆が見捨ててたった一人になった時、あなたの内側からあなたを支えるものは何かということです。 私はあなたが自分自身としっかり向き合い、その、何もない時間の中にいる自分を心から愛しているのかどうかを知りたいと思っているのです。

自分の心に向き合ってみました。

2008年11月25日火曜日

自分の生き方を伝えます。

いつも、皆さんへメッセージ をお伝えするために書いていますが、今回は、ある人に伝わりますようにと願いをこめてメッセージを書きます。どうか心に響きますように。

人は、自分らしい方向へ進んでいるとき、「うまくいっている」という感覚で直感は情報を伝えてくれます。 何かをしていて幸せに感じるとき、または、それを考えるだけで楽しく思えるとき、それは直感が「もっと、前に進めるよ。」というメッセージを伝えています。

逆に、「自分なんて」と考えてしまうと、せっかくのチャンスを見逃してしまうかもしれませんね。

自分の理想の人生とはどんなものでしょうか?誰も不幸に人生を送りたいとは思っていませんね。誰しも、 理想の人生が実現できればいいなと考えているでしょう。ではそのためにはどうすればいいのでしょうか。

私の場合は、朝と寝る前に数分間は、気持ちが落ち着くような音楽を聴いたり、 目を閉じて、素晴らしい理想の人生を生きるとイメージをしています。それもできるだけ、具体的にイメージをして、その状態を感じています。

自分の理想の人生を実現する時は、このことをどれだけ明確にイメージし、そして、それに対してどれだけワクワクして、情熱が湧き、エネルギーの流れを感じるかが大いに関係があるようです。

情景をイメージするとき、具体的に考えること・・・自分は何をしているか?・誰と一緒にいるか?・相手とは何を話しているか?・何を着ているか?・それはいつのことか?・理想の人生では自分はどこにいるか?・・・ 十分に理想の人生をイメージしたら、目を開けます。もちろん日常は山あり谷ありで、ネガティブな日もあります。そんなときは、どうやって理想の人生を実現するかまでは考えなくても大丈夫です。それについては直感がアイディアを運んでくれるでしょう。感情のサイン、イメージ、身体的な感覚、夢、または、シンクロニシティを通してひょっこりと伝わってくることがあります。

その他に、日々、生活の中で、何か新しい出来事や、ポジティブな変化があったら、それに注目してください。 ・じっくりと状況の変化を見守る、忍耐力をつけてください。あなたが想像する理想の人生へは、小さな変化からスタートします

・何か新しいことをしてみたい!という衝動や、今までとは異なった方法で 考えてみよう、などの変化をキャッチし、行動してみてください。

・もし、何かエキサイティングで、おもしろいと思うものがあったら、 もっとそれをしてください! 逆に、無気力になることがあったら、 それをなるべくしないように工夫してください。自分を責めないでください。

・毎日、今、あなたが持っているものに対して、感謝してください。 

現時点で、理想の人生は完璧には実現していないかもしれませんが、 たった今、あなたの人生で起こっている全ての良い事に焦点を保ってください。 これは、「理想の人生を実現する」ということへ対しての 意識を保ってくれるでしょう。 そのことで、よりいっそう、良いことを引き付けてくれることでしょう。

今は、辛いこともあるかもしれません。誰にも自分のことを理解してもらえないと感じることもあるかもしれません。でも、私は理解しようといつも考えています。そして、私はいつか、思いが通じるという奇跡の存在を信じます。 あなたは、信じますか?

2008年11月23日日曜日

医療者と患者としての温度差~乳がんの定期健診にて~

11月22日、予約をしていた病院へ乳がんの検診(フォロー検査)に行きました。
前回右側にしこりを感じていたので、その旨を気にしてい医師に伝えたところ「自分たちは、毎日何十人と言う同じ訴えをする患者がいるんだよね。あななたたちにとっては重大だけど、何度も聞いてるから、たいしたことないよ。」とのことでした。
医師にとってはたくさんの中の患者の一人でしかないかもしれません。でも、私はずっと悩んでいたのです。
今回は、右ではなく、左側に何かありそうだということで、組織をとって検査しましたが。そのときも、急に「針刺して検査ね。」と有無も言わせず針を刺されました。
忙しいのもわかります。同じ訴えをする患者さんも多いでしょう。それは、同じように悩むからだと思います。
不安で眠れない患者は、医師の一語一句を聞き逃しません。検査の際に「やべぇ。」と言ったことも聞き逃しませんでした。
医師にとってはなんでもない慣れた言葉。患者には、心に深い傷となります。
普段、人は何気なく使った言葉で誰かを傷つけているかもしれないと自分自身も反省しましたが、あまりの温度差の違いに、悲しくなりました。

そして、本日、愛猫が、私たち家族に看取られ、天に召されました。悲しみは続くのかなと、思いました。
同じような思いをする人たちが、少しでもなくないますように、これからも活動を続けたいと思いました。

2008年11月19日水曜日

自分の生き方

私は仕事柄、たくさんの方々にお会いします。それぞれの思いや価値観があり、人の数だけ人生のドラマがあるのだなと感じます。
「第三者の評価を意識した生き方はしたくない自分が納得した生き方をしたい」
これは、イチローさんが言ったセリフです。
みなさんは普段、どんな自分で生活していますか? 日頃はそのようなことをいちいち考えずに生活をしているかもしれませんね。
私は、実は人見知りで、社交性がないタイプなのです。でも、周りからは「人見知り?」「人前は苦手なの?」と言われます。
もちろん セミナーや人とお話しするときにはきちんと話しますし、初対面の人にも話をします。 でも・・・人見知りなんです。 普段は(ほとんど休みはありませんが)休日はあまり外には出かけませんし、買い物にいっても、店員さんとあまり話せません。
ただ、 仕事の場では別の自分になるスイッチがあるみたいに変わります。 それは、仕事への責任と、人のつながりを大切にしたいという思いが根底にあふれているからなのかもしれません。 プライベートの自分のままだと、「ほんとにダメ人間」な気がします。
様々な人と真剣に向き合うこと。・・・。この変身の技を「立場をとる」と表現すると、 相手に何かを伝えるとき、ダウンラインにアドバイスをするとき、自分が自分のままで話すのではなく、自分の置かれている「立場」から話す。 この意識、これだけで本当に会話がスムーズにできたりします。 こういう変身を天然で出来る人もいます。天然では無理でも、意識してできる人もいますね。
例えば、学校の先生は、先生という「立場」から生徒に指導しますね。会社の社長はやっぱり会社の社長という「立場」です。 だれでも、その人や自分の生き方にきちんと向かい合っていれば、ちゃんとした「立場」を意識できるようになります。
今の自分はどういう「立場」にあるのかな?そしてどう向き合えばいいのかな?これを自分に問いかけてみませんか? 常に今の目的はなにか?を意識しながら。 「立場」は目的が明確でないと創れません。 今、この場の目的は?それを瞬時に考えて変身できるといいですね。 そうすると、明確に目的に向かう生き方ができると思います。

2008年11月10日月曜日

現場からの医療改革のシンポジウムに参加しました。

11月8日、9日と東京大学医科学研究所にて、現場からの医療改革のシンポジウムが開催されました。
医療崩壊の現状や、国の政策などが議論されましたが、そこには患者さんや、医療者以外の声が反映されているかは、私には感じられませんでした。
シンポジウムの中で「医療と患者の対立」という言葉が頭に残っているからかもしれません。
私は、仕事柄、対立を求めている方はほとんどお会いしたことがありません。ただ、真実を知りたいことが多いようです。
歩み寄りがあればいいのでしょうが、理想論なのでしょうか。
医療者と患者ではなく、人と人の、人と社会の問題のように感じました。

2008年11月5日水曜日

時間の価値。

過去を様々思い出す時に、「あの時ああしておけば」「こうしておけば・・・」と思う時があります。
「人生は巻き戻せない」 そんなことはわかっていても考えてしまします。ましてや時間というのは、止まってはくれませんね。
今日は今日しかないし、この一瞬は今だけです。昔はよかったと過去に生きても巻き戻せません。
マーク・トゥエインは『人生の前半は楽しむ能力があってもそのチャンスがなく、人生の後半には楽しむチャンスがあってもその能力がない』と言ったそうです。この言葉は私にとって、とても引き締まる言葉です。皆さんは 「楽しむ能力」は充分ですか?それとも、まだまだ必要ですか?
人生がゲームのように何度もリセットできたら、もしかしたら時間も大切にしなくなるかもしれなませんし、このようにあまり考えないのかもしれませんね。時間や人生を リセットできたら便利かもしれません。でも、それでは楽しいことの価値も、激減するのではないでしょうか?
巻き戻せない人生だからこそ楽しい。 だから、時間や友人や今いる自分に対して、感謝が必要だし、大切な気持ちになります。 巻き戻せない人生と時間を大切に、パワフルに生きていけると素敵ですね。

2008年10月14日火曜日

メモの大切さ

私は、よく学生に「記憶は曖昧になるけれど、記録は残る。」と話します。
アイデア、ヒラメキ、、第六感、インスピレーション、そして想像力で、 エルマー・R・ゲイツ博士は、200以上の特許を持つ心理学者でした。その多くは基礎的なものであり、潜在意識の中から創造力を引き出して活用するものだったそうです。
どうしたら天才的能力を発揮できるかに興味のある人にとっては、興味がありますね。 部屋の中には小さなテーブルが置いてあり、その上に筆記用具が置いてあったそうです。
これからご紹介することは、インスピレーション、ヒラメキ、アイデアを楽しみながら創造できることではないかと思うのです。
1.目標、または解決したい問題を明確にする2.それに必要な情報を大量に入手する(頭にインプットする)3..映画、音楽、運動といった頭(心)をリフレッシュさせる刺激を与える6.アイデアが生まれる7.すぐに具体的で現実的な行動計画に落とし込む になります。
補足的なポイントとしては「メモ」の重要性です。 皆さんもご経験があるかと思いますが、アイデアはいつやってくるのか分かりません。宅急便のように、事前に「明日、午前10時ごろお届けにあがりま~す!」と愛想よく連絡が来れば、自宅で待っていられるのですが、アイデアは、そうはいきません。準備をすることをおススメします。 その準備とは、いつでもメモが取れる状態にしておくことです。書斎はもちろん、寝室、そして外出する際には必ずメモができる状態で出かけます。いつ、とびきりのアイデアが届くのか分かりませんので、せめて、準備だけでもしようと思うわけです。 準備だけでも大切に取り組むことは、素晴らしいアイデアを手に入れようとする姿勢です。 皆さんも参考にできるといいなとおもいまうす。

意志の強さ、意識の力。

何かを成し遂げるときに、揺るぎそうになる時や、気持ちがぶれるときがあります。
そんな時「不可能という文字は、愚か者の辞書にしか存在しない」  ナポレオン・ボナパルト(フランスの皇帝) 「自分を放棄するための口実」の言葉を思い出します。
どの分野でも成功した人に共通していえるのは、忍耐力、頑固なほどの粘り強さ、根気よさ、がむしゃらさ、我慢強さ・・・そういったものではないかなと思うのです。
また、エリック・ホッファーが書いているように「物事を成就するより、目標を放棄するための口実を見つけ出すほうが好きな人間が多い。しかし中途で投げてしまうのもやむをえないといった口実を設けるとき、我々の生活には、進歩がなくなってしまうのである。 すなわち、本が書けないのだとか絵が描けないのだとかの口実を設けるのは、感動的な本をかけない、素晴らしい絵を描けない、ということの言い訳ともなるのだ。 ともすると、素晴らしい成果をあげるために、必要な努力や苦痛などよりも、 うまい口実を設けるのに費やした努力と無力感からくる苦しみのほうが ずっと多くなりがちなのである。」とも思うことがあります。
私は、 自分にできる可能性があることをしないで、都合のよい口実を考えていることがないだろうかと自分で感じることがあります。自分の心に渦巻いている真理に無理やり目と耳をふさごうとするのですね。
「人間は自分が考えているような人間になる」 ( アール・ナイチンゲール ) 自分の意志の力を目標達成のために使うのも、放棄するための言い訳に使うのも自分次第です。 同じ使うなら達成するために使用するとことを常に意識したいですよね。 最近特に考えることです。
襟を正して生きていかなければ。自分にとっての意識の確認もたまには大切なのでしょうか。

2008年9月29日月曜日

豊かな心

毎日、分刻みのような生活をしていますが、心はとても穏やかです。
以前なら、不安になったり、イライラしたりことも、今は、ほとんどありません。
泣き虫なところは変わらないのですが、嫌なことがあっても、辛い試練があっても、心は本当に穏やかで、「平常心」というのでしょうか。
忙しさの中から、豊かさがうまれました。
なぜだろう・・・

答えは簡単で、たくさんの人に支えられていただいていることを深く感じたからです。

豊かな生活から豊かな心が生まれるのでしょうが、私の場合は、困難があったからこそ豊かな心へと成長したようです。

2008年9月21日日曜日

感謝、多謝の日々

しばらくブログをお休みしていましたが、その間静岡県で無農薬での自然農法のコミュニティに数日宿泊させていただき研修をし、その後、札幌で行われた「臨床死生学会」に参加しました。そこには、宗教、哲学、医療などたくさんの方が、倫理や命のあり方について学びました。
戻ってすぐに、大正大学の大学院の合宿で群馬に行きました。「無」のテーマで、様々な角度から発表があり、私も至らぬ発表をさせていただきました。
そしてその後、立教大学のセカンドステージの皆さんと、鈴木秀子先生のセミナーに、特別に参加させていただく機会を与えていただいて、人を思いやること、理解と傾聴、まさに今の私の仕事に必要な学びをさせていただきました。温かな皆さんの溢れるほどの優しさに感動しました。
そして、セミナーが終わった翌日に、鈴木先生からご連絡をいただき、急にスピーチをさせていただくことになりました。
忙しいながらも、たくさんの方に支えていただき、心温まる時間を送りました。そして今日に至ります。
ジャミックジャーナルという雑誌の11月号にも、私のことをご紹介していただくために取材をしていただき、皆さんがいて私はここにいられるのだと、「乗り越えられない壁はない」と思い感謝しながら日々を送っています。
皆さんにも幸せが訪れますように。

2008年9月1日月曜日

与えられること

「およそ事業をするには、まず人に与えることが必要である。」(岩崎弥太郎) とあります。
ギブ&テイク。つまり、与えるから得られるという言葉なのでしょう。 しかし、得られることを期待して与える場合、得られなかったときの落胆振りは大きかったりします。見返りを求めた行動ということが相手にわかる場合もあります。
大切なことは、Give and Be Given。(ギブ&ビーギブン)つまり、与えることで与えられるということです。 見返りを求めずに与えること。 すると、その答えはおのずと後から付いてきます。 一ヶ月後かもしれませんし、一年後かもしれません。5年後かもしれません。しかし、与え続けるという姿勢、生き方が大切です。
私達のお友達作りの始まりは、聞いてあげる。ことです。 物をあげるとは限らないのです。してあげるも「あげる」の一つです。そして、相手に、智恵や情報を教えてあげることができます。 お金や物をあげなくても、いくらでも、あげるものはあります。 そして、お互いが喜べる人間関係を作っていけたらよいですね。 「すべて商売は売り手喜び、買い手喜ぶようにすべし」(二宮尊徳) そして、輪が広がる展開に発展していくのではないでしょうか。
お仕事でなくても、人はそうしてかかわっていくものだと思っています。

2008年8月25日月曜日

乳がん検査の結果です。

結果を聞きに行くことをやめようかと思っていたのですが、母に連れられ病院へ。
結果は良性でした。でも3か月ごとに検査です。
安心と不安な気持ちです。
でも、いただいた命だから、使命を全うできればいいなと思います。
たくさんの方から、励ましの言葉をいただきました。
本当に感謝しています。

私は皆さんのおかげでここまできたので、これからさらに、社会に貢献できるようになりたいです。

2008年8月21日木曜日

「決して失敗しない人」

『決して失敗しない人は、決して挑戦しない人だけである。』 と、イルカ・チェース(アメリカの女優)がいった言葉だそうです。
人はだれでも失敗するのは怖いものですね。 そして、失敗しない一番の方法は「挑戦しない事」とも言えるかもしれません。 でも、挑戦しなければ、人生を発展させたり、夢を実現させることは不可能でしょう。 夢を実現し、自分が望む人生を実現させるには、失敗を恐れずに挑戦してみることも大切です。それでも、失敗した時のリスクを考えてしましますね。
では、どうしたら、失敗が怖くなくなるのでしょうか? それは、まず、現実を良く見ることだと思うのです。なんとなく実態のつかめないもの、自分の理解を超えるものほど恐ろしいものです。 だから、失敗というあいまいなままだと、余計怖いのです。 まずは、失敗したらどうなるか?を把握しましょう。 そして、それが許容できるか?私の仕事もそうですが、 何か新しい事にチャレンジする時は、失敗がつきものです。
子供の頃、自転車に乗れるようになったとき、何度も失敗ませんでしたか(ちなみに私は失敗を恐れたばかりにいまだに自転車に乗れません)。 でも、乗れるようになるには、絶対にできるようになるまであきらめないから、できるようになるのです。 そして、そうした経験があれば、きっとどんな事もあきらめなければできるようになると私は信じています。 でも、大人になればなるほど、いろんな経験がついて、かえってそれが邪魔になるときもありますね。 子供のときのように、自分ができるようになったときのことをイメージし、そして、それが絶対できると信じて挑戦してみることもそこからなにか学んだりできるのではないかと思います。

2008年8月13日水曜日

信念はありますか?

私には、ずっとずっと揺るぎない信念があります。頑固なほどですが。
「人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。」(サミュエル・ウルマン「青春」)とあるように、 何事も信念を持ち、自信を持ち、希望を持って活動をすることが、人生を豊かにし、生きがいを作りあげていく最大の秘訣ではないでしょうか?私の信念は揺るぐことがありません。
でも、時々私でいいのだろうかと悩むことがあります。 このような時、大切なことは、考えを常にプラス思考に切り替えることができるように習慣化していくことのようです。 マイナス思考が強いと、信念のようなものをもっていても、「本当に大丈夫かな?」などと疑惑へと変わってしまいます。 自信や希望においても、同様に、恐怖や失望など、反対の方向へ変わってしまいます。 常にプラス思考で考える訓練をすることで、それが、習慣化してきます。 習慣化すれば、ただの信念も「強力な信念」、「揺るぎ無い信念」へと成長していきます。 そして、成長した揺るぎ無い信念が、あなたを成功へと導いてくれるのです。
「信念は巨富を築くために不可欠な引き金である。」(ナポレオン・ヒル「巨富を築く13の条件」) 揺るぎ無い信念を持って、人間関係を耕し、成功の種をまき、人を教え育てて、大きな成果、きれいな花を咲かせる人生にしていきましょう。 成功への一つの重要な条件は「揺るぎ無い信念」です。 ビジネスも、人生も、どんどん楽しくなって行きますよ!!

2008年8月9日土曜日

乳がん検診に行きました。

数日前から、胸にしこりがあったので、乳がんの疑いで検査に行きました。

マンモグラフィーは、思ったより大変で、エコーも、胸に針を刺して細胞をとることもとても嫌でした。
日常はがん検診の啓蒙をしていながら、自分はなかなか受けず、母にいわれてとうとう病院に行った結果が「乳腺がん疑い」でした。
母が、今年肺がんの手術をして、どうにか助かってほしいと祈り、医療者でありながら早期発見できなかった自分を責めていましたが、自分に病気がふりかかると、仕事やまだやりたいことがあるのにどうしようとばかり考えます。
患者さんの痛みや不安、苦しさも自分の体験を通じてさらにわかってきたのに、と。

でも、自分らしい生き方は考えていて、仕事を通して、そう考える時間を与えてもらえたような気がします。

結果がよければ、この経験をもっと活かして、社会貢献したいし、悪くても、このまま最後まで、人の役に立ちたいという変わらない姿勢でいるつもりです。

がんは早期発見がキーなので、検診は受けることをお勧めします。

2008年8月6日水曜日

好きなこと

「好きこそものの上手なれ 」という言葉がありますね。人生何をするにしても、大小、浮き沈みの波は、つきものです。誰しも大なり小なりの壁に当たります。(私はいつもあたってばかりえすが) そのときに、どのような心構えを持つのかで、人生は大きく変わような気がします。
「厭々(いやいや)する労働は、かえって人を老衰に導くが、自己の生命の表現として自主的にする労働は、その生命を健康にする。」(与謝野晶子「愛の創作」より) というように、自主的に行動することは、人生を生き生きとさせてくれるのです。
「 自主的」とは、前向きに、あなたがやりたいと思うことをやっている状態ですね。 好きになるには、やはり、興味を持つ。ということから始まります。 物事に無関心であれば、道は開けませんね。
あなたは、興味のあることにどれだけ時間を費やしていますか?そのことで、ご縁のある人たちと、どのような夢や目標に向かって進んでいきたいですか?色々なやりたいことが心に湧いてきますね。
「やりたいと思うこと、やっている自分を、常に想像してごらんなさい。まもなく、あなたに奇跡がおきます。」(マーフィー) やってみたいこと、やっている自分の姿を想像し、想像を膨らませながら、どんどん活動してみましょう。 新たにやってみたいことややっている自分の姿がどんどん思いつき、浮かんできます。 活動をすればするほど、成果も生まれます。 成果が出れば、どんどん楽しくなります。 楽しくなれば、大好きになります。 そして、経験を積みながら、たくさんの人に伝えることもできるようになりますね。

2008年8月5日火曜日

フジサンケイビジネスアイにでてました。

今日の、フジサンケイビジネスアイの16面に小さく記事が出ました。
11月には、医学雑誌の取材があります。
少しずつ、医療のため、患者さんやご家族のため、少しでもいい影響になるように頑張りたいと思います。

心のある、人として、私ができることは、精一杯貢献したいと思います。

みなさんが自分らしく生きるために。

2008年8月1日金曜日

お仕事のお話です。

私は、このブログでは、自分のお仕事についてはあまり詳しくお話ししないようにしていましたが、今回は、数カ月かけてやっと完成したDVDのお知らせをさせてください。

このDVDは、私ががん患者家族として、医療者として、がん患者(他界された)のご家族の方と、教科書には載ってないこと、患者さんが本当に困ったことなどを対談式で作成したものです。タイトルは「家族が末期がんになったら」というタイトルですが、これは、検診で、または私のところに相談に来られるときに、すでに末期(進行がんも含め)の場合があまりにも多く、急な宣告に戸惑う場合、どうすればよいかなどをお話ししています。
さらに、今回、本当は構成にはのせなかったのですが、私の希望で「命の時間」についてお話しさせていただいています。初回DVDですので、画像や分かりづらい部分もあるかもしれませんが、検診の啓蒙や、自分を見直すという目的ももって作成しました。
80分という長いものですが、テキストがついていますので内容をそこから読み取ることもできます。
もしご興味がありましたら、どうぞhttp://www.makkigan.com/にお問い合わせください。
みなさんが不安な日々を送ることのないように、これからも、ホッとできる港でいるようにしたいと思います。。

2008年7月30日水曜日

不思議の国…日本

土曜日に学会に行くために電車に乗りました。すると外国の方が数名乗車してきました。英語で何か話しているようで、大きな声だったので聞こえてしまったのですが、「日本人はどうして電話ばかり見ているんだろう?」「どこに行っても、歩いていても電話ばかり見ている。」「なんて安全な国なんだ。」「他の景色も見なくて、人と一緒にいても電話をみている。不思議な国だ。」と話していました。(英語なので細かな部分はわかりませんが)
周りを見渡すと、ほとんどの人が携帯でを手にしています。そういえば、携帯でメールなどをしながら歩いている人も多いようです。
先日も道路を横断中にトラックにはねられそうになりました。トラックの運転手さんが、運転しながら携帯をいじっていて、私のことを見ていなかったようです。運転中は本当に危険です。
海外では見られない風景かもしれませんね。
コミュニケーションはメールの時代なのでしょうか。あまりの珍しさに、その風景の写真をとっていましたが、それほど不思議に思えたのでしょうね。一人の方が「日本は不思議な国だ。これは名物なんだろうか。風習なんだろうか?新しい文化なんだろうか?」と言った言葉が印象的でした。

2008年7月28日月曜日

いただいた心

私がかかわっているご家族の方からお手紙をいただきました。とても温かい内容で、私なんて何もできていないかもしれないのに、丁寧なお手紙に涙しました。私こそ感謝しなければいけないし、至らない私も成長のためがんばらないとと思いました。
あと、2枚のシールをいただきました。お心遣いの感じるものでした。どこかで皆さんに心配をおかけしているような気がして…申し訳なく思ったり、ありがたく感じたりしています。
皆さんのお役にたてればいいと思っていながら、いつも支えられているようです。
早く、恩返ししなければと、襟を正します。

暑い日が続きますね。
みなさん、お身体に気を付けてくださいね。

2008年7月26日土曜日

暑中お見舞い申し上げます

暑い日が続きますね。
熱射病や熱中症にならないように、水分をとったり、炎天下に長時間いることのないようにしてくださいね。
私も身体に気をつけながら、元気に夏を乗り越えたいと思います。
10日から1泊で自然豊かな場所にフィールドワークに行ってきます。自然からたくさんの学びをしてきます。(仕事ですけど)

2008年7月21日月曜日

夏バテ注意です。

暑くなりました。今年は梅雨らしい梅雨ではなかったですね。雨量も少なく、水不足になるのではと心配しています。
毎年、浴衣を着て過ごす日を作っていますが、今年は着れそうにもありません。
でも、浴衣の女性をみると、「日本の夏」の感じがしていいですね。これからお祭りや、花火大会がありますからますます見かける機会が増えます。(私は行く機会がないのですが)
四季折々のある美しい日本であってほしいですね。
これから暑くなります。みなさんも、夏バテしないように気を付けてくださいね。

私は出掛ける予定もないので、お仕事やお勉強で夏が終わりそうです。

2008年7月18日金曜日

英文でのレポート。

今秋、医療のワークショップ参加申し込みをしたところ、英文での課題提出などをして、その中から選抜されて参加できることを知りました。
私は、ワークショップには参加したいのですが、英文での論文がなかなかかけず、また、研修会もすべて英語で行われるときいて、(場所は日本ですが、アメリカからスタッフが来日します)語学を学んでおけばと後悔しました。チーム医療を学ぶために、受けたいのですが、世界の壁は高いです・・・・。と、いつもは考えるのですが、今回はどうしても参加して学びたいし、学びを患者さんのために実行したいので、必死で英語を勉強しています。時間が間に合わないかもしれない、これくらいの語学力では選考で落とされるかもしれない。でも、やらないよりはやってみて結果を待つほうがいいのかなと思い、毎日医療英語や日常会話、英語でのディスカッションやプレゼンテーションを時間のある限り学んでみようかと考えています。
考えるより行動。今回は、いつも以上にそう思いました。

2008年7月16日水曜日

幸せの雲!?

先日、友人から送られてきました。話によると、沖縄で数年に1回でる雲らしいです。手の形で太陽を包んでいるようにもみえます。この空を見ると幸せになるということで、私だけでなく、みなさんに幸せが届くといいなと思い掲載しました。
科学的根拠はないのですが、少しでも「みなさんに幸せがおとずれますように」と祈りながら、文章を綴りました。
時々空を見上げると、様々な形をした雲を見ます。雲は形を変えながら移動します。まるで大きな空の芸術をみるようで、ちょっと得した気分になります。みなさんと同じ空、同じ星をみているのかなと思い眺める時もあります。

2008年7月14日月曜日

7月13日 地球マネジメント学会に参加しました。

7月13日東洋大学にて『地球マネジメント学会』が開催されました。
様々な分野の方々が、今世界で、地球で何が起こっているのかを発表しました。
私達のいる、この地球が愛溢れるものになるために、私たちはどうすればよいか…と考えさせられました。参加者はドクターや、スピリチュアルな分野に関心のある方や大学教授など…様々で、私は医療者として、スピリチュアリストとして、参加しようと思っていましたが、結局『人』として参加しました。
この学会は、職種から発言をするのではなく、人としてのあり方や存在を考えさせられるものだったからです。愛と光あふれる地球にするには、一人一人が互いに優しさと思いやりをもつこと。様々な意見や価値観、主張があるので、一つにまとめることはできません。ただ、理解しようと話し合ったり、思いやりをもって接することは私もできるのではないかと再度自己を振り返り、実感しました。

2008年7月11日金曜日

親への感謝

私的なことなのですが、明日、母のお誕生日です。私は、母の日やお誕生日、クリスマス、お正月など、何かのときに、母にお手紙を書いたり、小さなプレゼントを渡します。
でも、本当は日ごろから、感謝の気持ちでいっぱいです。
母は、どんなときも私のよき理解者で、そばにいてくれます。いつも味方でいてくれました。
今年、肺がんの手術をしました。その小さくなった背中をみると、涙があふれそうになります。でも、母は辛いときもいたって平気な顔をします。
お買い物に行っても、力は私のほうがあるのに、母は自分で持とうとします。母にとってはいつまでも私は小さな子供のままのようです。母に甘えてばかりの私を、たまに「いくつになっても心配な子供」だと笑って話します。

こんな私を、ここまで育ててくれた母に、感謝してもしきれません。

いつもたくさんの人に支えていただいて、「いつも感謝しなさい。」という母の言葉は、私の心にいつも刻まれています。

お母さん、産んでくれて、ありがとうございます。
いつか親孝行します。と、いつも思っているのですが、心配ばかりかけているようです。

2008年7月9日水曜日

人の集中力。

みなさんは、お仕事などで忙しい時、何をしたらいいか悩むようなことはありませんか?
私はそんなとき「何をやってるんだろう?」 と、自分の仕事が進んでないことや、今、何もできないで時間を過ごしているという事に対して何だか自分を責めてしまう時があります。
そのような時、 『人間、24時間365日生産的である必要はない』というふうに考えることがあります。一日のうちに集中できる時間は、ほんの少しで、それ以外の時間はあんまり仕事もはかどらないような気がします。 それは一日のうちだけじゃなく、一週間や一か月といった時間の単位でも言えるかもしれません。
集中した時は物事がグンとはかどるけど、そうでないときは・・・。こういった「波」が人間にはあのですね。
普段だったら、午前中に済ませるような仕事 なのに、集中力がなくてうまくはかどらない。どうしようと考えたり落ち込んだり…。逆に、夜に急にアイデアがでたり・・・。 私はよくあることですが、皆さんはどうですか?人間には「波」があって、 いい時もあれば悪い時もあります。集中する時もあれば、そうでない時もあります。長い人生の中でも、「山あり谷あり」です。おそらく人が一日で使えるエネルギーには限界があるのでしょう。 エネルギーを増やす努力は必要ですが、そのエネルギーを、どこに、いつ、注ぎ込むかはとても大切なことですね。
仕事が進まない、手が動かない、と自分を責めているとき、『人間24時間365日生産的である必要はない』と言う言葉を思い出してちょっとリラックスするのもいいかもしれません。

2008年7月7日月曜日

七夕ですね。

あいにくのお天気ですが、今日は七夕。あちこちの駅やショッピングモールの入り口などに、笹に飾られた色とりどりのたんざくがありました。
私のお部屋にも、小さな笹と色紙でお願いごとを書きました。
神頼みだけでは叶わなそうなので、きちんと努力もするつもりです。


皆さんは、どんなお願いをしましたか?叶うといいですね。

2008年7月3日木曜日

あなたは「石橋をたたいて渡る?」それとも「見る前に跳ぶ?」

周りから、一歩引いたところから観察し、全体を見渡すクセをたほうがいいよ。と言われます。これは、例えば仕事でミスをしたときだけでなく、うまくいったときも一歩引いて観察することだそうです。 そうすれば「観察」して「つなげる」ときに今までとは違うものができたり、見える世界も変わってきたり、能力開発にもつながるのだそうです。
その 「一歩引いて観察する」ということは「客観的」とは違うのです。
「客観的」とは主観(自分)を外から見ることで、「一歩引いて観察する」とは主観内で主観することだそうです。自分で自分を観察するのだから当然錯覚もありますね。
人は何でも意識的にやっていると思っていますが、実際はほとんどが無意識のうちに行われています。 今これを読みながらあなたがしていること・・・――鼻をかいたり、指を動かしたり、チラッと横を向いたり――それらは全部無意識の行動ですね。
けれど人は、そのすべてを自分の意志で行っていると錯覚します。 だから必要なのは、「より的確に錯覚する」ことなのだそうです。その場その場に最適な錯覚というのは確実にあり、それをより的確に、より最適に錯覚するための脳システムがあると理解する必要がありそうですよ。 経験値を上げれば人は成長し、能力も花開く・・・。これを「潜在意識に叩き込む」と表現するなら、それは正しいと言えるでしょう。 「見るまえに跳べ」と言ったのは大江健三郎ですが、頭で考える前に、まずやってみることもいいかもしれませんね。
石橋をたたいているうちに、機会を逃すこともあるかもしれませんよ。

2008年7月1日火曜日

初心忘るべからず

いつも頭にある言葉です。子供のころからの様々な場面から思い出すこともあるのですが、病院勤務で、初めて白衣を着た日。看護師として、身の引き締まるような思いがしました。そして、初めていただいた給料。社会人として、自分で働いていただいたお金です。嬉しくて、そのまま母にプレゼントしたことを覚えています。
そして、初めてみた命の誕生や、灯火が消えるような命とのお別れ…。私が生涯医療のために生きようと決めた瞬間です。時々、自信がなくなったり、悩んだり、怠惰になりそうな時に思い出し、襟を正します。
日々成長は大切ですが、初心を忘れると、方向性を見失いそうになります。そういう時に、私は『原点(初心)に戻る』ことが多いです。そうすると、また、たくさんの感謝の気持ちがうまれます。時に立ち止まり、振り返り、前に進む。いつもそのような生き方をしています。
今では当たり前のことも、最初はどきどきしたかもしれませんね。初心にかえると、新たな発見があるかもしれませんよ。

2008年6月28日土曜日

6月28日(土)勤務医の労働環境を考えるシンポジウムに参加してきました。

6月28日13:30から東京医科歯科大学5号館4階講堂にて、多くのマスコミや、医療関係者が集まり、会場はほぼ満席でシンポジウムが始まりました。

過重労働の末、亡くなった小児科医、医師不足から起こった産婦人科の事件(医師が逮捕されました。8月10日判決が下されます。
資料の中に鎌田實医師の心からの叫びのようなメッセージが手書きで入っていました。
「僕は10数年前、医療がやさしさをとりもどすとき、という本を書きました。まだ優しさをとりもどしていません。とりもどせないのです。
忙しすぎて。病院医師の一週間の労働時間は64時間、若手ドクターだけの調査では93時間。
優しい医療を受けたい国民がいて、優しい医療をしてあげたい医療者がいるのに、
悲しいです。
2200億円の抑制がかかってから、医療現場はさらに、疲れています。
悲しいです。
日本の医療が良くなるために、シンポジウムの成功を祈っています。」
様々な医療者がいるけれど、問題は医療者にあるのでしょうか。国民ですか?行政ですか?

受けたい医療が受けられなくなる、治療ができなくなる、なんて、そんな医療になってはいけないと思います。

2008年6月26日木曜日

ワーキングメモリーって・・・足りていますか?不足ならば・・・脳トレの仕方

言いたいことがたくさんあって、あれも話そう、これも話そうなどと考えているとします。 こんな状態を「やりたいことだらけストレス」とでも呼んでみましょうか。 良くも悪くも普段と違う刺激はストレスになります。気持ちとは裏腹な行動は明らかにマイナスのストレスで、このときあなたの脳内で起こっていることをパソコンに例えると、メモリー不足によるフリーズ状態とういうらしいですよ。そんなときは、再起動、つまり仕切りなおさなければいけなないようです。
人間の脳には、いくつかの作業を併行して走らせる能力が備わっています。 「ワーキングメモリー」を多重に走らせる力です。「ワーキングメモリー」は作業のための記憶、「脳のメモ帳」のようなもの。パソコンで書類を作りながら電話を取り、用件をメモして再び書類作りに戻るくらいの作業量なら脳のメモ帳は少なくてすみ、ワーキングメモリーの容量にも余裕があります。 ところが、書類作りの最中に横から次の会議の打ち合わせをされたり、キーボードを打ちながら相手の話を追っていくために、新しい脳のメモ帳を広げなくてはならなくなりますね。。 その結果、人によってはメモ帳の数が増えるうちに、最初の作業の一つか二つが飛んでしまうでしょう。急なストレスによってワーキングメモリーの容量が極端に低下すると、考えること自体に疲れてしまうのです。 そう、ワーキングメモリーの容量に要注意なのです。
ワーキングメモリーに余裕がない。だったら容量を増やせばいいのでは、という話になります。しかし、発達途上の子どもたちならまだしも、中高年で容量を増すことは難しいものです。むしろ維持する工夫が大切で、その一つが実は「脳トレ」なのです。 脳トレは「脳を鍛える」という触れ込みですが、ここで言う「脳」とはワーキングメモリーに関わる脳の部分のことです。確かに最近はやりの脳トレゲームは前頭葉を活性化するので、その刺激によって少しでもワーキングメモリーの力を維持できるのでは、ということなのです。 しかし、脳トレゲームに勝るとも劣らず役に立つことが多々あります。運動すること、食事に気をつけること、人とかかわること。生活習慣病予防の方法がほぼそのまま脳機能維持の方法なです。 諏訪東京理科大学教授の篠原菊紀先生がかかわっている、蓼科高原「脳トレツアー」なども、このコンセプトで企画されています。脳年齢推定やいわゆる脳トレも行われますが、なにより、自然の中を歩き、脳に優しい食事を摂る、そういう当たり前のことが実は脳を鍛えることになるのだそうです。 ところで最近、「キレる大人」が多くなってきているそうです。 キレやすさには二通りあって、一つは反社会型のキレやすさ。 もう一つは爆発型のキレやすさ。これは、何らかのストレスがかかった時、衝動的にキレるケースです。例えば、レジの列でイライラして急に大声を上げる人や、店員の対応に過剰反応する人などは爆発型で、最近はこんな人たちを指して「キレる大人」と言うらしいですね。 キレるという現象の裏にも、ストレスとワーキングメモリーの関係が隠れています。慢性あるいは急性のストレスによってワーキングメモリーの容量が極端に減ることで、衝動的にキレてしまうのです。 ワーキングメモリーに余裕を持てる様に「脳トレ」が必要でしょう。 あなたはどうですか?

2008年6月24日火曜日

いきているこころ

通常私たちは、意識をして呼吸をしたり、心臓の鼓動を感じたりしませんね。
私たちが意識しなくても、体の細胞は、どんどんかわってきます。でも日々生きていることは自然で、意識しませんね。
でも、私は時々「生きている」ことを確認します。
たとえば、道端に咲いている小さな花を見たとき、心地いい風を感じたとき、会話や星を眺めるとき・・・・、一番は、朝、目覚めたときです。「おはよう」と、母に挨拶をして、にっこりとします。
そのとき、「今日も朝が来た。」と感じるのです。
もしかしたら、何度も死の淵をさまよったので、そう思うのかもしれません。
でも、人はいつか別れがあります。何人もの方と永遠のお別れをしてきました。私も朝が来ない時は必ず、いつか訪れます。
だから、今、生きていることを感じながら、(楽しいことも、悲しいことも、どんなことも)たくさんの方に感謝しながら、生きていこうと思います。
昨夜、ブログにコメントをいただきました。コメントは公開せず、私の心にしっかりと刻むことにしました。きっとコメントを下さった方が、これを読んでくださることを信じて。本当にありがたいコメントです。あたたかさや思いやりがぎゅっと伝わってきました。涙が出て、しばらく泣いていました。私はまだまだ人間が小さいなと思いました。

嬉しいとき、心もわくわくします。悲しかったり嬉しかったり、心は大忙しです。そうしながら、私の心は生きています。たぶん、成長もしています。(自信ないですが)
皆さんのこころ、生き生きしていますか?

2008年6月21日土曜日

2008.6.21第6回ペイシェントフォーラム「からだとこころにやさしいがん医療」に参加しました。

主催:特定非営利法人 ジャパンウエルネス
場所:永田町砂防会館(200名ほどの参加)でフォーラムが始まりました。
最初の講演は、「千葉県がんセンターの試み」として、千葉県がんセンター長 竜医師(肝臓、胆嚢、すい臓がんの治療をしている外科医。)
医師は、病気と共存共生していく中で患者体験者も含めて医療を考える取り組みを考え、どうやったらどこにいても質のいい治療ができるかを考え、力を合わせて「がん」にうち克つ千葉をスローガンに推進対策をしており、在宅支援、在宅緩和ケアにこだわっているそうです。それで、千葉県独自の地域がん診療連携拠点病院を作りました。相談支援業務にピアカウンセラー(患者家族や元患者)の導入し、たとえば、慈恵柏病院は卵巣がん、女性がんに優れている。とか、口腔ケアをする歯科では、抗がん剤使用時に肺炎などの合併症を防ぐことができるのではないかなどを連携して行うそうです。さらに、エビデンスつくりをして、新薬を日本に浸透させたいとのこと。
さらに、緩和ケアチームから、がんサポートチームへと変更。これにより、末期だけでなく治療の当初からかかわることと、患者だけでなく家族とも最初からかかわることができるようになったそうです。
次の講演は、埼玉医科大学国際医療センター精神腫瘍科 大西 秀樹教授(ご家族の立場でもあるため、家族支援、グリーフケアも行っている。)でした。
がん→死というイメージは誰もが持ってしまい、とてもストレスがかかるっそうで、50%に精神疾患の病名がつくきます。(適応障害、ウツ、の診断が多い。)
うつは苦しい病気です。ご本人や、ご家族の痛みをとることと、苦しみをとること(精神腫瘍科で行う)を行わないと、精神症状による負の影響から自殺が増えるということがわかっています。
ご本人だけではなく、家族に対する精神医学介入が必要であると訴えていました。まったくその通りだと感じました。
パネルディスカッションは講演の医師とエッセイストの岸本葉子さん(ガンサバイバー)、コーディネータの内富医師(国立がんセンター東病院精神腫瘍学開発部長・・・私の尊敬する医師です。)で行われました。
精神腫瘍医としてがん患者専門で行っている医師は現状では少ないそうですが、精神科で行っている医師もおられるそうです。
がんは生きていくうえの必然で、余命もわかるため、残された時間を協力して、やることができます。気持ちが、がんの運命に差が出るといわれているので、西洋医学だけではなく、その人がたのしくやっていけるなら代替療法も行いたい人がいますが、科学としての結果が出ないのが現状です。
さらに「お金がかかるやつはインチキだと考えてよい。」と言っていました。
免疫療法では生存率が上がることもあるそうなのですが、安易なことに関しては、個人の責任においてやるべきことという部分が印象に残りました。
そして、家族が言葉をかけるとき、患者さんを励まさないこと。もし、言葉に詰まったら、何も言わないこと。そしてそっとそばにいるだけでも安心するので、みんなが疲弊しないように医療も様々な分野の介入が期待されました。

2008年6月18日水曜日

ゴースト、天国・・・信じますか?

みなさん、突然ですがオバケ(霊)はいると思いますか?私は信じてくれない人もいると思うのですが、(実際科学的に何か解明されているわけではなさそうなので)小さいころから、普段は見えないものや聞こえない声を感じています。病気ととらえる人も、嘘ととらえる人もいるでしょうね。
でも、昔から日本だけではなく世界中で幽霊の話がたくさんあって、私が留学したイギリスの大学はそのようなことを科学的に分析する研究がありました。この世には、見えないけれど存在している不思議なことってたくさんありますね。今回は、そのようなことがある、という前提でお話します。
先日私は、「シックスセンス」というビデオを見ました。ちょっと昔に映画になったものですが、まさに自分の幼少時代をみているようでした。そして、「ゴースト~天国からのささやき」というのを見ました。
幽霊というと怖いイメージがあるかもしれませんが、これは全く違って、とっても人間的な幽霊ばかりでした。ドラマの設定が、実際に幽霊と話しのできる能力のあった人物の、実話に基づいたものらしいのです。 主役の女の子は子供の頃、祖母に「あなたには、死者と会話ができる特別な力があるのよ」と言われ、彼女には普通の人に見えない霊が見えてしまうことを知ります。そして、霊も彼女と目が合うので、自分のことが見えるんだと分かって、女の子に助けを求めるようになります。 彼女の前に現れる霊は、それぞれの願いがあり、それを叶える為に必死に訴えかけてきます。このように、死者(ゴースト)からの生前愛する人たちに伝え切れなかったメッセージを伝え、さまよえる魂を安らかに天国へと導くドラマです。
これらのドラマを見ていて思うことは、この世に思いを残してしまうと、行くべき世界へ行けないということ、仏教でいうと成仏できないということでしょうか。人はいつか必ず死を迎えます。その時に、悔いのないように、やりたいことはやって、毎日を後悔のない生き方をしていくことが大切で、この世に思いを強く残してしまうと天国へいけないのかなと思いました。
「あなたの人生を振り返ってどうでしたか?」。。。この質問に、もっとこんなこともやりたかった、あのころに戻りたい、とほとんどの人が答えます。やってみて失敗したことを後悔するよりも、やりたいことをやらなかったことに後悔する人がとても多いように思います。 はじめから失敗することを考えてしまうと、何もできなくなってしまいます。後悔のないようにやってみること、そしてやろうと思っていることや、ありがとうという気持ちや、愛する気持ちを伝える、などということもそうですね。
もちろんこれは、人を傷つけて、自分勝手に生きることではありません。
私は、たくさんの人のためになりたい、とさらに思いました。「今」を精一杯生きることを再度心に刻みました。
生きる喜び、感謝の気持ちをいっぱいに、大切な人のために、豊かな人生を生きていきたいと思います。

2008年6月14日土曜日

医療事故・真実説明・謝罪普及プロジェクト公開フォーラムに参加しました


6月14(土)東京大学医学部研究棟鉄門講堂にて「医療事故対応のためのフォーラムに参加してきました。医療過誤や医療事故に対して、医療者がなぜ謝罪しないのか(過失を認めることになり、訴訟などで不利になるということでした)それに関して、訴える家族は、誠実なマニュアルではなく、心からの謝罪を求めていることで、実際に1歳6ヶ月のお子さんを医療事故で失ったご遺族と、医療ミスを認め謝罪したT病院の医師が一緒にコメントをしていたのに驚きました。
和解をしたそうですが、それには、病院側がすぐにミスを認め、謝罪し、改善策をとり、誠実な対応だったことと、それまでのコミュニケーションがきちんと取れていたことで、和解に至ったそうです。
訴訟となると、それを恐れて萎縮医療となったり、医療崩壊に拍車がかかりそうな気がします。
紛争になる前に、和解できると双方とも時間や精神的、経済的負担がなくなるのでは。と医療紛争メディエーターという紛争前の和解をする人の育成をしていますが(アメリカではすでに行われています)これも早稲田大学の和田教授(私の尊敬している教授です)が力を入れてくださっていますが、規制があって、まだまだ公平だとはいえない感じもします。
誠心誠意の対応があれば、紛争までいたらなくても、和解はできるのではないだろうかと私は思います。
あと、話は違うのですが、ある方から「人を助けるには、自分に余裕が必要です。だから身体に気をつけて。」と、とっても嬉しい、ありがたく、あたたかいアドバイスをいただきました。そうですね。きちんと心に刻んで、これからも頑張ろうと思いました。たくさんの方に支えていただいていること、感謝しています。
私も、社会貢献や、皆さんの力になれるように、心に余裕をもって頑張りますね。

2008年6月11日水曜日

オフィスの模様替え…空間のアレンジ

私のオフィスは小さいのですが、 ひとつの場所に長時間ることが多いので、気分転換に模様替えをしました。
空間の造りやレイアウトは心理面に大きな影響を与えるようですね。
たとえば、天井の高い部屋は、重力が軽くなるような感じがするので、そうしたオフィス空間では意見が気軽にどんどん出てくるような効果があるそうです。 反対に天井の低い部屋は、重心が低く、よくも悪くも圧迫感がありますね。そうしたオフィス空間では逆に作業への集中力を高めることができると考えられているそうです。 それは、レイアウトされている家具の色や材質などによっても左右されます。 重心を高くして開放的な空間を作りたいときは、家具は明るい色で軽い素材のものを選ぶのがコツ。 重心を低くして集中できるスペースを作りたいときは、色や素材が重厚で、どっしりとした形の背の低い家具を選ぶなど。 会議室におすすめしたいのは丸テーブルです。丸テーブルを囲むように座ると、それぞれの意識が円の中心に向かっていくため、集中力と一体感が生まれやすいと考えられているのです。 さらに、親近感がわきやすいといった効果も期待できます。
パソコンの作業などが多いオフィスには、レモンのアロマもいいと聞きました。ある実験によると、レモンのアロマの空間ではパソコンの入力ミス率が約半分にまで下がったそうですよ。 アロマテラピーの世界では、レモンの香りには心を冷静にさせ、頭をスッキリと明晰にしてくれる作用があるとされているらしいですよ。ちなみに現在私は実験中なのですが、レモンや柑橘系が好きな私には、ほのかに香る程度にしておくと、なんだかすっきりします。
いかがですか? この機会にお部屋の模様替えも試してみてくださいね。

2008年6月6日金曜日

小さな幸せ

最近、心が疲れている中、ちょっとした、いやとても嬉しいことがありました。
私の以前の働いていた会社の同僚(上司かな)から、久々に電話がありました。新しい職場で、努力をして、それを認められたそうです。同じ会社では、ちょっと不器用な方でした。でも、とてもお世話になった方でしたので、嬉しい知らせに涙があふれました。
あと、先日、緩和ケアのシンポジウムで、永六輔さんと、お父様とのお話しをさせていただいたのですが、次の日にわざわざ私に、お手紙を下さって、本当にありがたいと感謝しました。
ここのところ、実は、闇のような状態でした。でも「乗り越えられない壁はない」そう実感しました。
人はひとりでは生きていけません。辛いときも、誰かが手を差し伸べてくださいます。
私は、未熟なので、まだまだたくさんの方に、助けていただいています。
これから、きっと恩返しができるよう、今度は私が手を差し伸べることができるようにしなければと感じました。
みんな、一人ではありません。家族、恋人、友人、同僚・・・・そして私もいます。
小さくても、幸せなことはたくさんあります。
みなさんも、ちょっとしたことで幸せを感じることができると、人生も悪くないなって思うこともありますよ。

2008年6月3日火曜日

がん患者さんのご家族からのメール・・心の準備

先日、がんでご家族を亡くされた方からメールをいただきました。ご本人に承諾をいただきましたので原文のままご紹介します。

「がん患者の家族にとって、がんという病気でよかったのかもしれない・・・そう感じることがひとつあります。それは、こころの準備です。交通事故や脳梗塞などでは、大切な家族の「死」という現実に対して、こころの準備などをする猶予が与えられません。もちろん、徐々に弱っていく姿を見るのは辛いことではありましたが、反面、亡くなってしまった後のことをあれこれ、かなり具体的に準備したり、必要があれば調べたりもできるのは、がんという病気だからともいえます。私の父親の場合は、病気の進行があまりにも早かったために、本人の望むようなことはしてあげられませんでしたが、「残された時間をどう有意義に過ごすか」患者本人にとっても、また家族にとっても、考え実行することが可能な病気でもあると感じました。」
私の母も肺がんです。そういえば、最初は何をどうしたらよいのか悩みました。でも、徐々に向き合う時間があったようにも思います。
それとは逆に、兄は、24歳のときに、心停止をしました。突然のことで、大阪に行ったときは(当時は私は九州に住んでいました)人工呼吸器をつけて、意識もない状態。医者からは「回復は難しい。」といわれ、急なことで、兄が存在しなくなってしまうことが考えられず、受け入れることなどできませんでした。
幸いにも、奇跡的に回復し、今は後遺症もなく社会復帰していますが、兄のときと、母の場合と現実の受け入れが違ったような気がします。
どちらにしても、ご家族も「第2の患者」といわれるように、とてもお辛いことでしょう。
医療者として(人として)接するとき、いつもご本人とご家族や周りを含めて、サポートしたいと思っています。

2008年6月1日日曜日

5月31日 「がん終末期の医療体制を考えるシンポジウム」に参加しました。

日本医療学会主催で、様々な分野から(医師、看護師、患者家族、医療経済学教授など)の参加で、シンポジウムが開催されました。

日本医療学会とは、
「国民による、国民のためのよい医療をつくる」ことを目的として設立された学会で、医療者が中心となるこれまでの学会とは異なり、国民すべての方々と医療の問題を討議し、社会に提言していく学会です。

シンポジストの中に、永六輔さんが参加されていました。永六輔さんのお父様のご病気のときに、医療現場でご縁があったので、少しお話をさせていただきました。 とても穏やかな方でした。

本題のシンポジウムでは、医療者のみならず、患者、家族、メディア…などの参画型医療でないと、今までの医療崩壊は止められない、ということや「家で死に行く街づくり」が患者さんにとって居心地がいいのではないかと活動されている方や、緩和ケア病棟は足りているのかという問題指摘などもありました。

緩和ケア病棟は確かに増えていますが、一方でさらにニーズが増え、結果的には足りていないことになります。その問題としては、施設基準、診療報酬、マンパワーの不足などがあげられました。

治療に関して、意思決定を行うことについては「決めないということを決めるのも意思決定である。」という言葉がとても印象に残りました。

それと、「死にゆく人と死について語る」という言葉がとても重く心に響きました。人は生まれたら必ず死にます。しかし、直面している人と向き合うことはとても深いものがあります。

病気と、命と、自分と向き合うことを、再度考え、実践してみようと思ったシンポジウムでした。

2008年5月27日火曜日

心を開く「ね」という魔法の言葉

 あなた、もしくはあなたの周り(職場の同僚や友人、家族など)に、本当は 心をわかってほしいのに、なかなか気持ちが通じない人、何か言いかけて、心を閉ざしてしまう人… が、いませんか? 
そんな相手の気持ちを、少しずつ開いてもらう、そのきっかけになるだろう方法が“ね”の魔法なのです。 相手の心を開くには、まずこちらの話しを伝える、わかってもらうことからはじまります。何か相手が心を開いて共感してほしい時は、本題に入る前に、相手の言葉を話せるような雰囲気を作ってみましょう。たとえば、その日のお天気やニュースなど、どんなことでもいいので「そうですね」と同意できる話をいくつか話題にします。 すると相手は、「そうですね」と連呼することになるでしょう。しかし、強引に共感を得てもらう様なことをしてはいけませんね無理に共感を得ようとすると、雰囲気が相手に伝わってしまいます。そこで、文末に“ね”をつけてみるのです。 「ミスをしてしまったのは仕方がないけれど、すぐに連絡をしてもらえるとよかったよね」 など。相手の気持ちは「あーそうか。」という気持ちになるようですだから、“~ね”と、やさしい口調で問いかけられると、肯定的な雰囲気のまま、何となく同意の言葉を発してしまうことでしょう。 なかなか心を開いてくれない相手には、この“ね”の魔法を、日ごろの会話の随所に挟みこんでみてはいかがですか。すべての“ね”の魔法がうまく行くとは限りませんが、次第に相手の心はオープンハートになり、意思の疎通がはかりやすくなると思いますよ。

2008年5月24日土曜日

5月25日小児がん国際シンポジウムに参加してきました。



幕張メッセで「小児がんのケアとキュア」が開催されました。先進国と発展途上国の治療現状と小児がん経験者の声を聞きました。

小児がんは治るといわれているそうですが、発展途上国では、3時間に1人の子供ががんでなくなっています。医療施設が悪いわけでもなく、医療技術がわういわけでもなく、貧困から医療費を払うことができなくて、亡くなっていくと聞いたとき、胸が痛くなりました。

最後に、元患者さん(子どもたち)が「YOU RAISE ME UP」(あなたがいるから)という歌を聞かせてくれました。涙があふれてきました。

2008年5月22日木曜日

人生で必要な出来事

皆さん、「引き寄せの法則」ってご存知ですか?この引きき寄せの法則によると、自分におこる出来事は自分の感情や思考によって引き寄せたものと言われています。私は、自分の身に起きることや、出会う人というのは、自分が引き寄せたことの他にもう一つあるのかもしれないと思っています。それは、自分に必要なもの、必要な人だと思うことがあります。ここでいう「必要」というのは、自分の意図した物や人というよりは、あなたの成長に最もぴったりな物や人ということです。
自分のことで考えると、どんなにプラスに解釈しようとしてもできない事とか、どうしてもあわないなぁと思う人こそ、私の成長に大いにしてくれたような気がします。
そうした人や出来事は、あなたに自分自身について振り返る機会を与えてくれたり、自分以外の価値観を知るきっかけを与えてくれたり、自分の短所や改善点に気づかせてくれます。また、その出来事が、これから自分がやろうとしてることや、将来やりたいことにプラスの教訓や経験として働いてくれることもあります。でも、その時の当事者は、なかなかそのメッセージに気づけないことが多いですよね。でも、将来役に立つ出来事は、何年かたって、やっと、そのつながりが見えたリします。そして、この成長を与えてくれる経験や出会いは、自分の成長欠かせないことだったりします。しかも、メッセージに気づかないと、そこを乗り越えるために、何度も何度も似たような体験をすることになるようです。
特に、あなたが成功や成長を意識し、目指し、活動しだすと、そうした経験がたくさん起こるようになるかもしれません。
あなたが背負っている使命が大きければ大きいほど、起こる可能性は高いかもしれませんね。一見、人生は悪くなったように感じるかもしれません。でも、それは、あなたを成長させてくれるチャンスでもあるのです。困難に出合った時には、ぜひ、今の自分だけを見ずに、将来の自分を見、そこから何を学べるかを意識して前に進んでください。
今は、意味はわからないかもしれない。でも、きっと自分の成長や未来に繋がっていると信じて壁を乗り越えられると良いですね。

2008年5月18日日曜日

内閣府の「自殺対策に関する意識調査」について。

成人男女の19.1%が「本気で自殺を考えた経験がある」ことが、内閣府が16日に発表した「自殺対策に関する意識調査」で明らかになりました。そのうち20.8%は「最近1年以内に自殺したいと思った」と回答。一方、自殺を考えた時に「相談したことはない」人は60.4%に上り、一人で悩むケースが多い実態も明らかになりました。
調査は今年2~3月、全国20歳以上の男女3000人を対象に実施し、1808人から回答を得たそうです。自殺に関する政府の全国一斉調査は初めてだそうで、それほど深刻な問題であるとやっと国が考えてくれたのかと思いました。 厚生労働省が2006年にまとめた別の報告書では、自殺を考えたことがある人は1割弱でした。
今回の調査結果はこれを上回り、20代(24.6%)と30代(27.8%)で比率が高いことも分かりました。他の年代(中高年の方)は、さらに多いと思うのですが。職業別では「パート・アルバイト」が25.8%で最多で、「自殺したいと思ったことがない」は70.6%、これを多いと思うのか少ないと思うのか、どう感じますか? 自殺を考えたことがある人の11%は「悩みやつらい気持ちを受け止めてくれる人がいない」と答えたそうです。自殺を考えたことがない人の場合は4.4%にとどまっており、周囲の支えの有無も「自殺願望」に影響しているとみられます。
インターネット上の自殺サイトについて「規制すべきだ」との回答は76.1%に達したが、同サイトを「見たことがある」人はわずか1.9%という回答だったらしいのですが、もっと多い気もします。
さらに、仕事を持っている人を対象に、うつ病になった場合に休職することへの考えを複数回答で聞いたところ、「上司や同僚に迷惑をかける」が51.7%で最も多く、「職場復帰ができなくなる」26.6%、「昇進や昇給に影響する」18.3%などがありました。休職に「特に支障はない」との答えは1割未満だったそうです。
ストレスのかかるこの社会で、話せる人、理解してくれる環境がないと、この数字はのびていくようで、心が痛いです。

2008年5月11日日曜日

5月10日「医療における意思決定支援」の研修会に参加しました。

5月10日、医療コーディネーターの岩本ゆりさんが行っておられる定例会(場所:東京大学)に参加させていただきました。今回のテーマは「医療における意思決定支援」です。参加者は、看護師、薬剤師、患者さん、大学院生など。「意思決定とはなにか」を考えさせられました。
治療における意思決定。それは、患者さんには、人生の岐路にあたるかもしれません。治療の枠組みだけでなく、人生もふくめて考えるということ、それをできる医療の限界・・・・。支援することの重要さ。さまざま再度考えさせられました。
参加された方は、とても熱心で、それぞれの立場から、患者さんのためにどのようにすれば良い医療を提供できるのかと考えていました。「病をみて人をみず」ではなく、その人それぞれの人生の物語を考えながら、一人一人にあったアドバイスやサポートをしたい。そう考えている人たちも、たくさん、たくさんいて、私も気持揺るがず引き締めて実行し続けたいと思いました。

2008年5月8日木曜日

明日が来るのが奇跡。余命1カ月の花嫁より。

「余命1ヶ月の花嫁」という番組が放映されました。

彼女が伝えたかったメッセージを、生きている私が伝えられればと思い掲載させていただきました。

千恵さん(24歳)はある日、胸に異変を感じました。しこりがありどんどん大きくなったため病院へ行きました。CT画像で左胸に影、「乳がん」が見つかったのです。すぐに抗がん剤の投与が始まりました。当時イベントコンパニオンをしていた千恵さんは、副作用で毛が抜け落ちることに大きなショックを受けました。恋人の太郎さん(30歳)はIT関連企業に勤務していますが、年上の彼の前ではしっかり者の千恵さんが甘えん坊になってしまいます。彼は仕事を終えて毎日泊まり込みで看病してくれています。 太郎さんが千恵さんと出会ってデートに誘い「付き合おうよ」と誘った時、この誘いに千恵さんは「ちょっと待って」と答えました。なぜならその時千恵さんは,胸のしこりの検査結果を待っているところだったのです。「乳がんが見つかったの。あなたとは付き合えないよ」と目の前で泣く千恵さんを見て太郎さんは「一緒に頑張ろう」。「おっぱいのない彼女でいいの?なんで千恵を選ぶの?」。「胸がなくても、髪がなくても、千恵が千恵でいるならそれでいい」。 しかし若い千恵さんのがんはすさまじい勢いで進行しました。痛み止めが切れると、のたうち回り骨が折れそうな痛みで、どの体勢も辛いと千恵さんは苦しみます。骨と肺に転移し、骨の激しい痛みと呼吸困難の発作を起こすようになり、千恵さんは太郎さんへメールを送りました。「たろちゃん,ちえ生きたいよ…助けて!怖いよ」。千恵さんが、「治らないかもしれない」と思った瞬間でした。医師の「あと1ヶ月・・・もう少し早くなるかもしれません」という言葉に、父と太郎さんは「この一ヶ月で最高の思い出を作ってあげよう」と決心しました。 千恵さんの願いはウェディング・ドレスを着ること。これを友人にだけは打ち明けていました。友人は、ドレス姿の写真撮影だけでなく、結婚式も挙げてあげたいと思いました。友人は、千恵さんにウェディングドレスの写真を撮ろうね、と連れ出しましたが、千恵さは体調が悪く辛そうでした。でも写真を撮るだけだと思っていた千恵さんに二つのサプライズがあったのです。一つは友人が太郎さんとの結婚式を企画してくれたこと。もう一つは太郎さんが自分のお気に入りの結婚指輪を贈ってくれたことでした。以前ブライダル雑誌を見ていた千恵さんが「この指輪いいな」と呟くのを聞いていた太郎さんは、必死に探して前日手に入れたのでした。酸素吸入器を外して、とびっきりの笑顔の千恵さんは本当にきれいです。「このままがんが消えてなくなればいい」。その場にいた全員がそんな奇跡を祈らずにはいられないひとときでした。
残りわずかな命・・・。でも千恵さんはその時、幸せでした・・・。 千恵さんはこのようなコメントを残しています。「この式は私側の親族と一部の友人のみで正式なものではないけど、“感激”以上の言葉を知っている方いたら教えてください。私はありえない感動を味わいました。みなさんに明日が来ることは奇跡です。 それを知っているだけで、日常は幸せなことだらけで溢れてます。」 実は、お母さんも千恵さんが中学三年生の時、ガンで亡くなっているのです。お父さんは痛みに苦しむ妻の姿を見ていられず、医者から「モルヒネの点滴をすれば痛みはなくなるが、意識がもうろうとして会話が出来なくなる」と聞いていても、苦しませたくない思いでモルヒネの点滴を選びました。お母さんはやはり会話が出来なくなり、数日後に亡くなりました。このことが千恵さんに大きな影響を与え、モルヒネを点滴すれば激しい痛みから解放されるのは分かっていても、どんなに痛みが激しくても千恵さんは拒みました。実は、最近の医療では意識がなくならない薬があるのですが。 太郎さんへの思いは?と聞かれたとき、千恵さんは「日本語の中に言葉がないです。ただの愛でもなく、“かけがえのない人”でも軽すぎる。本当にぴったりの言葉が見つからないです」。お父さんや友だちには?と聞くと、「感謝、感謝。そんな言葉じゃ申し訳ないぐらい」。また千恵さんはこう語ります。「生きているのって奇跡だよね。いろんな人に支えられて生きているんだよね。私、これで元気になれたらすごい人間になれると思う」。 ついに、千恵さんは朝から意識がはっきりしません。ほとんど眠った状態でした。お母さんが亡くなってから、お母さん代わりに育ててくれた叔母さんは、「千恵のお母さんが生きていたらきっと千恵もわがままを言えた。もっと“辛いよ”と泣けたと思う。千恵はどんなに泣いても、“もう大丈夫。泣かない、頑張る”そればっかりだった」と話します。親族,友人が集まりベッドの千恵さんを見守りました。午後4時42分、長島千恵さん永眠。 闘いを終えた千恵さんの告別式。友だちがお別れに来ました。祭壇の真ん中、そこで千恵さんはウェディング・ドレスを着て微笑んでいます。一月前のあの晴れた日、チャペルで見せたあのとびっきりの笑顔でした。千恵さん、24年と6ヶ月の生涯でした。 千恵さんからのメッセージ「自分がなるまですごい他人事なんですよね、病気って。病気になってからじゃ遅いんだっていうのをわかってもらって、早いうちに防ぐっていうのがすごい大事だと思う」 「命が惜しくないと思っていたが、間違っていた」「今何となく生きている、という人にこの(千恵さんの)姿を見せたい」「何げない生活が本当に幸せなのだと気づいた」。このようなコメントが続々と放送したテレビ局に送られています。皆さんはどう感じられましたか?

2008年5月7日水曜日

今日は「エイズ孤児デー」です。

今日は世界エイズ孤児デーです。
私も協力していますが、皆さんもご関心があったらぜひご参加ください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   
   世界エイズ孤児デーキャンペーン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■■■エイズ孤児支援NGO・PLAS ■■■■       
【Pieces for Peace 2008】 ■■■     
- あなたにもできることが、ここにある。-
■■(期間:4月28日~5月31日) ■     
HP http://www.plas-aids.org/pfp08/index.html
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5月7日は世界エイズ孤児デーです。 現在世界には1500万人のエイズ孤児がいるといわれています。 エイズ孤児について知り、考え、行動してみませんか? *エイズ孤児とは、片親、または両親をエイズで亡くした18歳未満の子どもです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今すぐネットで参加できる! ────────────────────────────────────
▽キャンペーン専用HPではエイズ孤児の現状を伝える映像やあなたにできる10のこと  を紹介しています。  http://www.plas-aids.org/pfp08/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■キャンペーンイベントに参加しよう! ──────────────────────────────────── ┌────────────◇特別企画◇─────────────┐        
 ドキュメンタリームービー&トークショー         『Moving Africa ~アフリカの真実~』  
[日時]:5月24日(土)21:30~22:45  [場所]:渋谷Q-AXシネマ  [定員]:170名  [ゲスト]:小林茂(監督)、城咲仁(タレント)        オスマンサンコン(タレント)、  
[映画について]:  アフリカはケニアのエイズ孤児・ストリートチルドレンのありのままの  姿を追いかけた5か月の記録。ただまっすぐに現実に向き合う、強くて  優しい視線の先にあるのは、子どもたちの力強く生きる姿。  これまでメディアで流されていたアフリカ像を塗り替える、誰も撮る  ことのできなかったアフリカの真実。公開準備中のドキュメンタリー  「チョコラ!」の特別編集版!  トークゲストにアフリカにゆかりのある城咲仁、オスマンサンコンを迎え、  監督と熱いアフリカトークを繰り広げます! └─────────────────────────────────┘
▽写真展『孤児たちの今』 期間:5月16日~5月25日 場所:表参道ヒルズ西館地下2階idea freams ギャラリー 他にもたくさんのイベントがあります 詳しくはこちら ⇒http://www.plas-aids.org/pfp08/about/index.html#p01 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■世界エイズ孤児デーキャンペーン「Pieces for Peace」って? ────────────────────────────────────
世界エイズ孤児デーに合わせて、世界各国でエイズ孤児の支援を求める活動が 展開されています。 日本ではエイズ孤児支援NGO・PLASが主導となって世界エイズ孤児デーキャンペーン 「Pieces for Peace2008 あなたにもできることが、ここにある」を展開しています。 エイズ孤児について知り、考え、行動してもらうためのキャンペーンです。 「自分には関係ない」と思われがちなエイズ孤児の問題。 多くの人が無関心なのは、「知らない」からなのです。 悲惨な状況を強調したり、危機感をあおったりすることが目的ではありません。 小難しい話でもありません。 わたしたちは、あなたに子どもたちの等身大の姿を届けたいと思っています。 知って、「あなたにできること」へ踏み出すかどうかは、あなた次第。 あなたにもできることが、ここにある。 ─[Pieces for Peace]─ 一人一人にできることは、「知ること、知らせること、そして行動すること。」 『ひとつだとただのPieceだけど、たくさん集まれば大きなPeaceに…。』 ────────────────────────────────────
このキャンペーンはエイズ孤児支援NGO・PLASが主催しています。 キャンペーンサイト http://www.plas-aids.org/pfp08/index.html
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[キャンペーンのご後援] 後援:国際協力機構(JICA)   (特活)国際協力NGOセンター 賛同:(特活)アフリカ日本協議会 協賛:株式会社イデアインターナショナル
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[主催] エイズ孤児支援NGO・PLAS [ホームページ] http://plas-aids.org/ [メール] info@plas-aids.org [所在地] 東京都品川区上大崎3-14-58クリエイト目黒2A [Tel/Fax] 050-3627-0271 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2008年5月6日火曜日

生きる意味がわからない・・・居場所のない若者の叫び

先日、私のところに「生きている意味がわからない。死にたいがどうしたらいいのか・・・」と突然相談がきました。将来がわからず、夢もなく、自分の居場所がないというのです。
私はゆっくりと話を聞きましたが、希薄な家族関係や対人関係が心を寂しくしているのでないかと思いました。
寂しさの中、何かに依存してしまう(たとえば買い物や、アルコール、メール、一時的な交友関係など)それでも満たされない温かさの不足。
以前、私はそんな知人の命を救うことができませんでした。今回の相談はそのときの無力さが甦りました。
自死(自殺)をする人は、過去に数回もの未遂をしています。そのシグナルを見逃さないように、それでいて自分で歩くことができるように、それぞれ状況を考えつつ支えています。
「意味がない」と言った時点で意味はなくなり、意味は自分で作るものだ、という場合もあります。
でも、それさえもわからなくなっている場合には、死にたいと思いながらも、その気持ちを私に伝えてくれたことを受け止めます。私のところにたどり着いて伝えてくれたことは「死にたくない」シグナルだと感じています。
生まれる意味も、生きる意味も、辛い時期の意味も人生には意味があると思うのです。居場所もあるはず。自分の経験からそう感じます。
もし、苦しいとき、辛いとき、人生をやめたいと思ってしまいそうなときは、立ち止まって私に連絡をください。(連絡先を記載していただければお返事をします)
みんな一人ではないのです。
どうか忘れないでください。

2008年5月5日月曜日

医者のモラル

今年の1月に母が肺がんの手術をしました。
昨年の12月に発見され、宣告されたときには、「がん」という言葉だけが頭に響き、その後の説明も聞けないくらいで、どのようにして帰宅したのかもわからないくらいでした。そのとき、医者が「あなたは医療者なのだから、わかりますよね。」と言った言葉を忘れません。切羽詰った状態だったので、ほかの病院の選択の余地がなく、そこにお願いするしかない状態でした。
そして手術の説明の日も、淡々と、私たちの顔も見ずに説明を続けました。質問すると、「医療者だから、わかるでしょう。」という態度と口調でした。
いよいよ手術の日、数時間の手術を待つ家族としては、とてもとても長く感じました。「そろそろ終わりますよ。長かったでしょう。」と看護師さんが声をかけてくださり、手術室の前へ。まだ眠ったままの母は病室に運ばれ、私は先生の説明を聞くために廊下で待っていました。すると、ビニールに、母の切除した「肺」を入れ、ブラブラぶら下げて医者が出てきました。「これが取った肺なんだけど、ここで説明していいよね?」というではありませんか。さすがにあきれた私は「先生、きちんとお部屋で説明してください。」と言いました。あわてた医者は、部屋で説明をしましたが、目を合わせることもなく、簡単に話し「もういいですか?」と聞くのです。「先生はいつもそのような説明の仕方をしているのですか?」
と思わず聞いてしましました。あまりにも「人」として、疑問があったからです。
私は「私は医療者ですが、今は家族としてきています。先生は医者である前に、人であってほしいです。あなたのご家族が病気になったときあなたのような医者に診てもらいたいと思うでしょうか?」と、それだけを伝えて部屋を後にしましたが、これが精一杯の言葉でした。
人なので、間違いや落ち度はあるかもしれません。
でも、人として、心のある、思いやりのある態度で命と向き合ってほしいと強く感じました。
「医者のモラル」ではなく「人としてのモラル」なんでしょうね。

2008年5月1日木曜日

新生児医療の現実・・・赤ちゃんの声なき声

救急医療や産科、小児科などの医療体制の崩壊で、新生児医療にも今、大きな問題が出ています。
新生児医療の現場で、今、未熟児にどのようにして授乳しているかご存知ですか?
赤ちゃんは抱っこしてミルクを飲ませる…そう思いますよね。でも現在の医療機関では、全国の過半数のNICUで、未熟児を抱っこして授乳させられないくらいの状態になっています。赤ちゃんはどうやってミルクを飲んでいるかというと、赤ちゃんの横に哺乳瓶をおいて「一人飲み」をしている状況だそうです。これは、医療の現場で、「1人の夜勤看護師が大勢の新生児を担当することを許す体制」が原因ではないかと考えています。
通常、病院には看護基準というものがあり、看護師一人に対して患者さんを何人まで受け持つというきまりがあります。
しかし、新生児を扱う病棟に看護師の配置基準がなく、狭義のNICUは3対1看護体制(看護師1人に新生児3人)であったとしても、回復期病棟は成人の配置基準と同じになっているのです。 「でも、回復期なんだから大丈夫なんじゃないの?」と思うかもしれませんが、そもそもNICUが慢性的にベッド不足のため、本当ならまだNICUで看なければならない人工呼吸器管理下の新生児も、どんどん回復期病棟に押し出されているのです。その結果、夜勤看護師1人が担当する新生児が1晩で9~10人も担当することになり、さらに病院によっては看護師1人が15人も受け持つような状況になっているようです。
 このような状態では、安全に看護できないので、現場では大問題になっているようです。
同じ乳児を預かる保育所と比較してみると、保育所では児童福祉法施設最低基準により保育士1人当たりの受け持ち乳児数は3人までとケアの質が保証されており、回復期病床とは極めて対照的です。 このような手薄な状況下では、NICUへの新規の入院を断らなければいけなくなっているばかりではなく、更に『一人飲み』をしなければならない状況でわかるように、入院中の赤ちゃんたちへのケアの低下、リスクの上昇として現れます。私は、様々な情報を集めていますが、正直なところ、NICUの現場がここまで切迫していたことを知りませんでした。このような医療崩壊を阻止するためには、現場からの情報発信が必要だと思います。それぞれの分野の医療関係者が、問題提起をしていくことが、医療崩壊を食い止めるためには大切なのではないかと思うのです。
生まれてくる赤ちゃんたちがこのような医療を受けることのないように、そして、病気になった方たちがきちんと医療を受けることのできるように、私なりに情報受信、発信していきたいと思います。 

2008年4月30日水曜日

太陽の光の効果

太陽が温かい光を伝えてくれる季節になりました。日中は汗ばむこともありますね。
日焼けが気になりながらも、時々、日光浴をするようにしています。日光とビタミンDが深く関係しているのをご存知ですか?私たちの体の中にはさまざまなビタミンが含まれています。そのなかで、ビタミンDは、腸管から食物中のカルシウムの吸収を促進するので、骨の成長にはとても重要な役割を果たしています。
ビタミンD が欠乏すると成人では骨粗鬆症、子供ではクル病といわれる骨の成長の障害による奇形が起こってきます。クル病というのは、日本では、ほとんど見られなくなりました。でも、太陽の照射時間が年間を通じて短い北欧の諸国では、なんと、いまだにみられるそうです。これは、ビタミンD が体の中で産生されるのに、日光にさらされることが必要だからだそうです。
骨の変化を起こすような極端なビタミンD 不足は見られないにしても、軽度のビタミンD 欠乏は、健康な中高年者の3分の1から半分に見られるという疫学的な研究の結果も報告されています。 最近では、ビタミンD の不足が心筋梗塞、心不全、脳梗塞等の血管障害を起こしやすくしているという報告がアメリカの研究者たちによってされています。
そこで、このような心血管障害の発生と血中ビタミンD 値との関係を調べたところ、血中ビタミンD 値が低い(15ng/ml 未満)人達は、ビタミンD値が高い(15ng/ml 以上)人達に比べて、心血管障害の発生率が60%も高くなっていたということでした。またこの傾向は、血圧が高めの人で特に著しく、血中ビタミンD 値が低く、かつ血圧が高い人はその発生率が2倍にも上昇したと報告されています。
ビタミンD は牛乳や魚に含まれているし、サプリメントの形で摂取することもできますが、日常の生活では太陽にあたることが体内のビタミンDを保つのに最も重要だそうです。専門家の話では、10~15分間日光にさらされることを週に3回行えば、必要なビタミンD の血中レベルを維持できるとされています。
ただ日本人の場合、皮膚のメラニン細胞が白人より多く、太陽光線が吸収されにくいので、これよりも長時間の日光浴が必要かもしれません(シミ、そばかすが気になりますが)。それでも天気の良い日の午後の昼休み等に屋外に出歩くだけでも、そのくらいの日光浴はできそうですね。 しかし、太陽光線にあたり過ぎると皮膚ガンになりやすくなることもあるので、特に皮膚のメラニン細胞が少ない白人は皮膚ガンになりやすいのですが、日本人は白人に比べて皮膚ガンになり難いようで、皮膚ガンになる危険性よりも太陽光線にあたることの気持ち良さ、血中ビタミンD の増加の利点の方が遥かに大きいと思うのです。連休やお出かけのシーズン、お外でのんびりもいいのでは。(私は仕事ですが・・・・)

2008年4月27日日曜日

私にとっての人生とは。

私は、よく『自分の人生の意味』とか、『人生の目的』について考ることがあります。
どうして今のこの時代に、ここにいるのかな。と。
生まれたからには人はいつかは死にます。それが、90年とか、100年の人も居るし、もっと短い人も居ますが、今のところ、永遠に死なない人はいません。人間の死亡率は100%です。ところが、自分にどれだけの時間が与えられているかについてはわかりません。でも、人間は一日、一日、確実に人生最後の日に近づいています。
この世に生まれた日から、死に向かって生き始めるのです。しかも、人生って簡単にいかないこと、思い通りに行かないことも沢山あります。こう考えると、人生って”むなしい”と思えてしまうのですが、だからこそ人生は価値があるし、意味があるのだと思います。
私は、特に特定の宗教を信仰しているわけではありませんが、魂の世界はあるんだろうなと思うし、神というような存在もいるんじゃないかな、と思っています。そして、この人生という与えられた限られた時間は、その魂を磨くための経験、体験の場なのだと思います。だから様々な経験をしながら学び成長しているのです。「人間というものは、栄ようと思ったならば、いたずらに枝葉を伸ばさず幹を逞しくし、根を深く養わねばならない(安岡正篤)」という言葉があります。人生における困難や、思い通りに行かない事、悲しい事も、自分を成長させ、魂を磨くための貴重な経験だとつらい時は自分に言い聞かせて乗り越えることにしています。時には壁にぶつかり、諦めそうになるけれど、いったん距離をおいて別の方法や道を探すように考えます。あとは「信じて努力すること」です。
何事も、目の前に起きたことや出会いは必然のように感じます。だから、それを真剣に捉え、大切に、たくさんの人の力となれるように今を生きること…これが私の人生なのかなと感じています。

2008年4月26日土曜日

たくさんのメッセージ。

私は以前、看護学生の実習指導をしていました。とても緊張しながらやってくる学生がなるべく不安や緊張がなくなるように、よくお話をしました。技術的なことの指導はそうですが、「雑談のすすめ」と称し雑談もしました。そこから学生の本音や思いが伝わることも多かったのです。
終わるころはよく「お手紙」をいただいて、今でも学校を巣立ち医療の現場で羽ばたいている教え子たちから連絡がきます。本当に嬉しくなります。
そしてセミナー講師もしていましたが、セミナーは対話型が多かったので、時には無駄話もあったように思います。最後には感想をいただき、参考になることばかりでありがたいなと思いました。
今も、いろんな場面(仕事やプライベートでも)で、色々な意見やご指導をいただきます。どれも私には宝物です。成長に欠かせない厳しい意見もあります。そのときも、いつも真摯に受け止めるようにしています。(時に落ち込みますけど・・・)
ブログをはじめて、たくさんのコメントをいただいています。(直接感想を伝えてくださる方もいらっしゃいますが)ひとつひとつ大切に、きちんと受け止めて、これからも大切にお返事をしていこうと思います。

2008年4月24日木曜日

やってみること。自分を誉めること。

毎日忙しくて(特に新年度始めもあって)、やる事が多く、なかなか行動ができてないなんて事はありませんか?
日本には『案ずるより生むが易し』ということわざがありますね。これは、「頭で考え、いろいろと想像するよりも、実際にやってみると意外と簡単だ」という意味なのですが、実際、この言葉は私にはあてはまるように思います。
何か物事をやろうとするときに、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、と考えていると(私はそう考えてしまします)、だんだんそのやることの多さや、できるだろうか、難しそうという先入観に圧倒されてきます。そして、圧倒されてしまうと、頭で考えてしまって、行動ができなくなってしまいます。
でも、実際にやりだすと意外と困難ではない場合があります。では、圧倒されているときにはどうしたら良いのでしょうか?人は、未知の存在というものに対して非常に大袈裟に想像しすぎたり、不安を感じたりするようです。ですので、まずは、自分が取り組もうとしていること(内容)をより明確にすることから始めましょう。
『明確さは力である』というように、まずは、やるべき項目、やりたい項目を箇条書きで書き出し手見ます。そして、今度は、優先順位やかかる時間を考えながら、スケジュールを立てます。(1日で収まりそうにない場合は、一週間の予定の中で時間の配分をします。)
こうして、自分でできると思えるサイズにしてスケジューリングすると、なんだかできそうな気がしてきます。この『なんとかなりそう』『できそう』という感覚が重要のようです。そしてそれに基ずいて行動して、やり終わった項目はチェックマークや、線を引いて消していくと、だんだん項目が減っていき、前進しているのがわかるので、気分も軽くなっていくし、楽しくなってきます。
また、重要なのは何か一つ終わるごとに、一日の作業が終わるごとに、自分を褒めたり(これは私には苦手な部分なのでなかなかできないのですが)、時にはご褒美を与えることです(私はみかんが大好きなので時々買って食べます。)。たとえ思ったよりも時間がかかったり、予定した作業量ができなくても、自分を責めたりせず、行動した自分、頑張った自分を褒める。こうする事で、行動する事がさらに楽しくなり、行動すればまた目標に近づくことができるのではないかと思っています。

2008年4月22日火曜日

感情をコントロールするコツ

仕事で忙しいと、ちょっとしたことでイライラしたりしがちです。
そんな時感情のコントロールや、プラスの解釈をする上で何が必要かなと考えました。
難しいのかもしれませんが、私は、ほどよい「非当事者意識」になるように意識しています。
「非当事者意識」というのは、第三者的な目で自分や自分の立場を見ることです。通常、人は大変な状況に巻き込まれたときと言うのは完全に当事者意識で物事を見てしまいます。当事者意識になっていると、自分ごととして捕らえているので、つい感情に振りまわされてしまいます。(渦に巻き込まれるような感じでしょうか・・・)これがポジティブな感情であれば良いのですが、マイナスの感情に支配されてしまうと、そこから抜け出すのは難しく、プラスの解釈や感情のコントロールをしようと思っても難しくなります。
だから、このとき、一旦、自分を客観視できる非当事者意識に切り替えて状況を見てみるのです。そうすると、当事者意識のときとは違った解釈ができるようになるようです。『でも、当事者意識とか、非当事者意識とか、そんなに都合よく切り替えできない。』という方もいると思います。私もそんなときもあります。そんな時は自分への質問をしてみます。他人の目で見るような質問を自分に投げかけるのです。『相手だったら、どうするだろうか?』『尊敬するあの人だったらなんて言うだろうか?』など・・・。こうした質問を投げかけるだけでもいろんな答えが出てきます。そうしたバリエーションを増やすために日頃からいろんな本を読んだり、様々な人とかかわったり、お話を聞いたりするのは、様々な状況に対応するための参考情報としてすごく役に立つと思います。そして、このほどよい非当事者意識は、ほかの人の力になりたいときにも役に立つようです。まず、悩んでいる人とかかわるとき、その人の話を聞き、共感するのですが、ここで感情移入しすぎてしまうと、一緒に悲しい感情になって自分の渦に巻き込まれることもあります。そうなると、相手をプラスに導いたりする事はできなくなります。
文化人類学の先生が「愛ある分析を理解と呼ぶ。」とおっしゃっていました。とても心に残っています。
このほどよい非当事者意識をマスターして、感情のマスターになれるといいですね。でも、うれしい時は完全当事者意識でプラスの感情を思いっきり自分の中に刻むようにしたいです。

4月21日 医療教授システム学会に参加してきました。

新宿文化クイントビルにて、「第1回医療教授システムシンポジウム」が開催されました。
これは、市民と医療者が共同で医療を行う「市民参画」のできる医療を行うために、どのようなシステムが必要かということを検討するものです。
今回は、東京大学医科学研究所の田中祐次医師進行で、獨協大学医学部救急センターの池上敬一教授(とても教育熱心なかたで、市民にも救急蘇生のセミナーなどをされています。)の市民参加で行える救急法(AED)、救急救命九州研究所の畑中哲夫先生によるAEDの配置やその問題点、疑問点にについて。日本BLS協会代表の青木太郎先生による「市民が求めるCPR(心肺蘇生)教育を市民の立場から提言する。」という内容でさまざまな立場や角度からお話しがありました。
街角で見かけるAEDですが、いざとなったら使えるだろうか、「(心肺蘇生を)知っている→できる→使える」の違い。救命士である私も、以前駅で倒れた方の蘇生をしましたが、そのときはAEDを使わずに終わりました。自分が倒れたとき、誰か助けてくれるかなとか、誰か心臓発作が起こったら機敏に動けるかなと不安になったので、今度また研修に参加して学び、広げられればいいと思いました。
そういえば学校には大変多くのAEDが設置されているそうです。でも学生が心臓発作を起こす確立は低いので、あれは先生用ではないのかという意見が出ました。比率からしたら、駅では5年に1回はAEDは使われるのですが、学校は2000年に1回の使用くらいの設置と使用の確立だそうです。キリスト誕生から現代までに1回は使われるだろうという計算らしいのですが、学校設置は、ほかに救命のための活用方法はないものかという意見も出ていました。

2008年4月17日木曜日

命と向き合うこと...

仕事柄、たくさんの命(生き方)に向き合います。病気になると、最初は「どうして私だけが」「何をしたから・・・」と感じる方が多いのです。私もそうでした。そのような気持ちは当たり前で、その方が感情を出すことのできるように、受け止めるようにしています。

そのうち医療の中で、なかなか回復しなかったり悪くなっていく病状で「どうしてこんなことに」と、更にやり場のない怒りがぶつかってきます。この時は、私たちは受け止めて聞くこともしますが、一緒に考えて歩くことをします。そのうち自分たちで状況を納得したり、受け入れたりしていきます。
命と向き合うと、生きていることを実感します。そして、生まれてきた以上、人は必ず死を迎えることも理解します。
その人、その家族にとって一番いい最期をどう迎えればいいのか、言葉だけでなく、しぐさや表情、文字などを使って表現すること(非言語的コミュニケーション)などを考えます。
私は、「人はいつ死ぬか分からない、だから今を感謝して生きる。今、この時を精一杯後悔のないように」生きています。伝えたいこと、伝えたい気持ちはできるだけ素直にお話ししています。そして私はみんなの側でそっと支えられるように、ものごとを受け止めて一緒に歩いて(伴走)できる存在になれるといいと思っています。

2008年4月16日水曜日

マイノリティのお話

私はずいぶん長いこと、同性愛の彼、彼女たちと交流があります。お話ししてくださる方も少しずつ増えてきました。
マイノリティ…社会的少数者又は社会的少数集団(性的少数者、社会的弱者、宗教、民族など)と言われていて、多くは偏見や差別などを持たれてつらい立場にいるようです。
先日はセクシュアルマイノリティというテーマをいただいてお話をしてきました。(彼らの恋愛や人生観についてのお話しです。)
ずいぶん日本においてもテレビの影響なのか、同性愛者への理解はでてきたと思うのですが、それでも偏見は肌で感じることが多いです。偏見から自分での葛藤、孤立している人も少なくありません。
人が人を好きになることに変わりはないと思うのですが。
生き方や生活スタイルからすると私も少数派で「変わり者」なのかもしれません。でもマイノリティな部分は誰しもあるように思えるのです。
先日の友人は恋愛下手な私に「女心と男性の心理」を伝授してくれました。将来の参考にできそうです。

2008年4月14日月曜日

4月12日「医療現場の生の声を国会に届けるシンポジウム」に参加しました

「医療現場の危機打開と再建を目指す国会議員連盟」のメンバーが主となり、医療提供者(医療従事者)、医療メディア、政策立案者、患者団体の参加でシンポジウムが開催。聴講席は満席で「真の公聴会」は開幕となりました。
救急患者のたらいまわし、週産期医療、訴訟による萎縮医療、新生児(NICU)の現状、職員不足からくる医療者の疲弊(ある病院は年間100回もの当直をしている医師がいるそうです)の問題が現場の方から話がありました。
どれも今始まったことではない様に思います。私が勤務しているときもそのような問題は感じていたし、患者として入院したときも疑問を持ったことがあります。
患者代表の方は、「医療の安全と質」を求めていました。
今回は、議員と医療提供者(医師がほとんど)の参加でした。
医療者も誰でも生きている以上病気になります。家族が病気になることもあるでしょう。誰しも「他人事」ではないのです。現場の声もだが、患者さん、国民の本当の声はどこまで政治に届くのだろうかという感想を持ちました。

2008年4月11日金曜日

入院の時

数年前、私はある病気で入院しました。出てくる症状にひどく悩まされ、駆け込むように入院し、治療。落ち着くと今度は入院は退屈なもので、出てくる食事が楽しみになりました。(これは昼食だったかな)この時の看護師さんはとっても優しくて、食べることのできない私にずいぶんと食事や生活についての工夫をしてくれました。
働いている時はわからなかった気遣いが、入院して目線を変えるとたくさんわかってきます。ちょっとした言葉やしぐさで癒されることがたくさんありました。
お薬よりも効果的なこともあるようです。

2008年4月8日火曜日

父現る!?

私は父の顔を知りません。幼いころに離れたので何も記憶がありません。でも、私は父に似ているといわれていました。「どんな人なんだろう?」写真を探してもありませんでした。
ところが最近母が整理していた荷物の中から出てきたのです。どことなく似ているような・・・。とても会いたいと思いました。
もし、会うことができるのなら言いたいことがあります。
「お父さんがいてくれたから今の私がいます。お父さん、ありがとう。」と。そして「会いたかったよぉ。」と甘えてみたいです。
大人にはいろんな事情があるようです。でも子供の私にはわかりませんでした。
 今はなんとなくわかる気がします。大人になったからでしょうか・・・。

2008年4月7日月曜日

ちょっとしたイベント

人生には様々なイベントがあります。出産、入学、結婚、別れ、出会い・・・
イベント(出来事)を通して人は学んだり、成長したり、意識を変えたり、人生観が変わったりするようです。
私にも最近、ちょっとしたイベント(出来事)がありました。学びや仕事、生活において自分で枯渇していた部分を変えるほどの書物や言葉、出会いです。枯渇していてどうしようもなかった自分に潤いを与えていただいた様です。感謝感謝。
生きていると元気な時ばかりではありません。おっくうな時や、体調が悪い時、悲しい時、イライラするときもあります。私はそんな経験をするたびに一つ成長している自分も発見します。でもどうやら自分だけでなんとかやってきたわけではなく、周りの方々の支えが大きいよな気がします。
今回の枯渇した自分を変えるような出来事も、変わりたいと思う自分だけでなんとかなったわけではありません。だから「自分だけでなんとかしなければ」と力を入れなくてもいいのではないかなと思う今日この頃です。

2008年4月5日土曜日

目の魅力

私は人と話すときに「目」を見ます。(当たり前かな。・・でも母に叱られたり都合が悪いと目をそらします。「目は口ほどにものをいう」「目は心の窓」ということでしょうか。そういえばうちのネコも私が叱ると目をそらします。)
先日、とっても澄んだ、きれいな目の方にお会いしました。思わずじっと見てしまって瞬きも忘れるくらいでした。体調がすぐれないとおっしゃっていたのですが、内側から出る輝きというか、美しく繊細なまなざしは、すいこまれるような生命の神秘があって、物静かで穏やかな方ですが、とても強い「眼力」を感じました。「生き生きとしたまなざし」とでもいうのでしょうか。
私は自分の目を(顔を)直接見ることはできません。(誰でもそうですが)でも考え方や意識が表情やまなざしに出るとしたら、今の私はどんな「目」をしているのかなと考えてしましました。

2008年4月4日金曜日

バスマット注意

つい数日前、私は浴室の脱衣場で滑って転んでしましました。肋骨に2本ひびがはいるけがをしました。
我が家の脱衣場は滑りやすく、湯上りの濡れた足では転びそうになります。
時々、母に「バスマットを敷きなさい」と言われているのに敷かなかったらこの有様で、母は呆れています。
そういえば、数年前にころんで後頭部を7針以上縫うほどの大けがをしました。あの時もおなじ状況だったような気がします。
お風呂場が何で滑りやすい素材で作ってあるんだろう(水はけの問題かな)、脱衣場までつるつるしなくてもいいのにと、自分を顧みず、そんなことを考えてしまいました。喉もと過ぎれば熱さ忘れるではないように、痛みがなくなっても、これからはバスマットを敷こうと決めました。

2008年4月2日水曜日

私の好きなマザーテレサの言葉と私の生き方

「たいせつなのは、どれだけたくさんのことをしたのかではなく、どれだけ心をこめたかです。」

ものごとを行う時、誰かと接するとき、何か活動をする時、必ず思い出だすマザーテレサの言葉です。そして、人生において、悩むときには、セネカの言葉を思い出します。
「人生は物語のようなものだ。重要なのは、どんなに長いかということではなく、どれだけ良いかということだ。」
たとえ短い時間でも、小さなことでも、心をこめて、良いと思えることが大切なのですね。いつも、何かしなければ、とあせってばかりです。そんなときにはゆっくりと言葉を思い出します。
そんな心に残る皆さんの言葉はありますか?

体内時計

うちのネコは、朝5時になれば私を起こします。必ず5時なんです。4匹で「ご飯ご飯」と鳴きます。(実際にご飯とは言わないです。)食べると寝ます。11時には母にまとわりつき「ご飯ご飯」とアプローチするそうです。 また食べると寝ます。夕方も同じです。夜、私が帰宅すると、待ってましたとばかりに「ご飯ご飯」と寄ってきます。
そして少しだけ遊んで寝ます。どうしてあんなに時間に正確なのか不思議です。動物のカンなのか、生活習慣なのか。ネコにも役割があって、声で起こす係、しぐさで教える係、後ろで見ていてごはんが出ると食べるだけの係がいます。寝る場所はそれぞれ別なのに、寝る時間や起きて遊ぶ時間は一斉です。私は不規則な生活をしているためか、体内時計が備わっていないみたいです。
そういえば規則的生活の母は、体内時計があるような・・・・

2008年4月1日火曜日

桜便り




4月に入りました。世間は年度初めであわただしそうです。入学、入社、進学・・・新しい世界がたくさんありそうです。


寒い時期をひっそりと過ごしてきた息吹が一斉に花開く感じがします。


確か、新年には「今年こそは」と目標を立て、4月には「今年度こそは」と目標を考えて年月が経っているようです。


今年もささやかな目標を立てたのですが、「今」はその瞬間しかないので、先の目標のためにも今を大切にしていこうと考えています。


私には無縁なのですが、歓迎会やお花見などでお酒を飲んだり、夜更かしが多くなる時期ですね。


身体無理しないように・・・

2008年3月31日月曜日

10人10色、いろんな思い

先日、人文死生学研究会という会に参加しました。生まれてくる以上「死」は避けられません。では「死」とは何か、「自分とは」何か、死んだらどうなるのか・・などについての研究会でしたが、同じ研究をしていてもこんなに様々な理論があるのだなと思いました。
私は仕事柄、たくさんの命に向かいあいます。人生観も死生観もそれぞれです。家族の中でも温度差を感じます。その中で、「互いの言うことを聞く姿勢」は大切だなと思っています。否定的ではなく、自分の考えだけを押し付けるのでもなく、といって流されるのでもなく(難しいですね)否定的な議論ではなく、認め合って議論することも大事なのかなと感じました。
10人10色は「個性」なのであたりまえなのですね。
そういえば、我が家の猫も個性的で、それぞれに性格が違います。わがまま、のんびり、甘えん坊・・・ペットは飼い主に似るといいますが、そうでもないようです。これも「備わった個性」なのでしょうか。

2008年3月24日月曜日

小さな木




数年前、私はひとりでイギリスの大学に留学しました。その大学は私が日本人は初めての留学生だったので、私は一人ぼっちでした。全寮制で、朝から夜まで勉強の日々。言葉もなかなか通じなくて、勉強についていけなくなり、部屋にこもることが多くなりました。
そんなある日、先生が私の部屋に訪ねてきて、窓から見える広い庭を見ながら「あそこに小さな木があるでしょう?あれはあなたみたいね。今は小さくてもしっかりと大地に根付いて大きく成長するわよ。楽しみね。」と抱きしめてくれたことを覚えています。
あれから数年がたち、先日大学の先生からメールが来ました。
「あの木を見るとあなたの成長を思い出すわ。きっと泣き虫のあなたも心が大きくなったでしょうね。」と。あの時の小さな木は、少しずつ幹を増やし、年輪を重ねてるんだなと思いました。
きっとそのうち緑を増やして、暑い日は涼しい木陰を作り、雨の日は傘となり、小鳥たちのさえずりの場所になるのかなと、私もあの時の小さな木のように成長できればいいなと思います。

名前の由来

もの(人)には名前がありますね。名前には意味があります。由来をたどるとその深い意味がわかるかもしれません。(逆に意味を知って由来がわかることもあるでしょう。)
私は、このブログを作る時に、タイトルを考えました。(長いタイトルですが)他にも候補はありましたが、思うままのタイトルにしました。「ナース」は私の職業です。「エリカ」は私の名前です。スピリチュアルはイギリスでスピリチュアリズム(心霊主義のこと。英語のスピリチュアリズム(Spiritualism)。人間等の死後の霊魂の科学的証拠が存在することを信じること。)を学んできたことです。
こうして考えた長い名前ですが、少しでも多くの方の体と心のために、役に立てればいいなという思いをこめています。
時々「これってどうしてこういう名前なんだろう?」と考えてみるのもおもしろいですよ。

2008年3月20日木曜日

「和」の心

最近、世界で大きな争いがあるニュースを見ました。争いは不幸を生みます。犠牲を生み、傷を負います。心も体も・・です。
それは大きな国の問題だけではなく、身近な社会でもそう感じるときがあります。人はさまざまな思想や価値観で生きているので、ぶつかることもありますね。
でも、相手を否定する(排撃する)ことと、お互い違う価値観を認めて融和することでは全く違います。
「穏やかなこたえは怒りをとどめ、激しい言葉は怒りを引き起こす」と読んだことがあります。
思いやりのある優しい言葉や思いで、互いが融和(うちとけて仲良くなること)し、融合(気持ちがひとつになること)できるようになる社会、世界になることを祈ります。私は、「思いやりを持つこと。」「自分がされていやなことを人にしないこと。」を心がけ、小さな部分ですが、できることからするようにしています。

2008年3月18日火曜日

使う言葉、使わない言葉

私は、仕事がら使わない言葉と使う言葉があります。使わない言葉は「がんばって」と「大丈夫?」「どうですか?」です。使う言葉は「無理しないでね」です。
命の現場で闘っている人は精一杯生きています。
精一杯の人は頑張りすぎて心も苦しくなるのです。その時は「無理しないで」と言ったあと、具体的なアドバイスをします。
「大丈夫?」も「どうですか?」もそれだけでは伝わらないように思います。私はいつも具体的にその人に合う言葉で話すようにしています。
言葉で伝えることの難しさ。表情やしぐさや口調でわかることがたくさんあります。手紙であれば字体でわかることもあるでしょう。うちの猫は言葉を話しませんが(あたりまえですね)、目を見たり、しぐさでしっかりと理解し合っています(私が叱るとこそこそ逃げていきます)。
でも、このように平面の「機械的文字」が発達した現代、私の言葉やメッセージがどれくらい理解してもらえるのだろうと不安になることがあります。言葉はコミュニケーションの一部でしかありません。コミュニケーションは一方的では成立しませんね。相手を理解して、話やメッセージを聞くこと(傾聴と言います)そして共感することで始まるのかもしれません。

2008年3月14日金曜日

成長の季節

最近、袴の女の子を見かけます。そういえば卒業式の季節です。みんな輝いていて、とても綺麗で、これから社会に羽ばたくのかなとみています。
人生のイベントのたびに人は成長するのですね。悲しいこと、うれしいこと・・それぞれの体験を卒業して羽ばたくことができるのではないかと思っています。
さなぎは、時期が来ると美しい蝶になり空を舞います。さなぎの時間がいいものなのか、狭くて窮屈なのかはわかりません。もしかしたら居心地が良くてさなぎのままがいいと思うかもしれません。大空がどんな世界か不安で羽ばたくことができないかもしれません。
でも必ずさなぎは時期が来ると蝶になります。世界は広いので、戸惑いや、方向を見失うこともあるでしょう。そんなときは羽を休めたり、周りを見わたしてください。きっと一人ではないことに気付きます。
私も皆さんがそんなときは、一緒に考えたり、手を差し伸べることのできる人になりたいと思っています。
なぜなら、私はみんなに支えられて成長していると感じるからです。

2008年3月12日水曜日

こころのごはん

先日、お天気がいい日に、公園で食事をしました。
人はお腹がすくとご飯を食べます。体に栄養がいきわたり、活動エネルギーになります。
お腹がすくといらいらしたり、良いアイデアが浮かびません。体力も落ちてしまいます。
心もそうだと思います。心も元気でいるには、体と同じように、ご飯(エネルギー)が必要です。
枯渇すると、物事を悪いほうにばかり考えてしまします。
食事は、人によって好き嫌いや好みがありますが、おいしいものを食べると満足して幸せな気持ちになります。
心も、良い影響で満足すれば、幸せな気分になります。
私は、最近やっと「良い経験も辛い経験も人生の糧となる」ことを学びました。辛い経験も、成長の糧となると感じてから、これもよい影響だと思うことができるようになりました。

たくさんの方からいただいたエネルギーを、一人でも多くの人に伝えていくことができればいいなと思う今日この頃です。

2008年3月10日月曜日

小さな気付き

昔は、車で移動することが多く、自分で運転をしていたので、周りの景色など見る余裕はありませんでした。
今は、電車などの公共機関を使わせていただいているので、窓から見る景色を眺めることがよくあります。さらに、あちこち歩くことも多いので、そうするともっと小さな景色が目に入ります。
小さな公園を発見したり、道端の小さな花に春を感じたり・・。広がる朝日や、流れる雲や、きれいな夕焼け。
日常の小さなことでも感動したり、新鮮な気持ちになります。
人に対しても、物事に関しても、違う側面をみると違った発見があると思います。それには自分が気づいてみようとしなければ、見えないかもしれません。
車を運転したまま、小さな花を眺めることはできないですから。
自分が変わると、少し世界も変わるかもしれませんね。

2008年3月6日木曜日

自分の中の法律

私は、小さい頃から「法律」をつくる習慣がありました。(もちろん国のではありません。)自分の中で決め事をするのです。「おてつだいをしなければならない」「勉強しなければならない」「・・・・・ねばならない」は私の思考で、そのために苦しくなることが多くありました。守らなければ自分が悪いようで自分を許せなかったのです。

でも、国の法律と違い、自分の中の法律(決め事)は自分で変えられるし、その決め事で罰せられることはありませんよね。最近、やっとそう思うようになりました。
自分を責めたり、責任感の強さから、バーンアウトしてしまう人もたくさんいます。余裕がないと、心も体も追い詰めてしまいがち。
一日中の疲れをお風呂などでゆっくりと過ごして、リラックスできるとまた、余裕ができてくるようです。

祖父が母宛に書いたはがきが最近出てきました。そこには「ケセラセラ(なるようになる)」と書いてありました。少しだけ、その意味がわかる気がします。

メタボリックな家族と癒し












今年の4月1日からメタボ健診がスタートします。これは、40~74歳の方を(確か5600万人)対象とする大規模な事業なのですが、具体的なシステムや方法はおそらく、多くの方々や、医療関係者にも十分に伝わっていないように思います。(実際私も厚労省のガイドラインを読み返していますが、これを理解して伝えるには大変だなと感じました。)

メタボといえば、我が家のネコ(ハナちゃん)は、肥満で、(メタボです)食事指導や運動療法をしているのですが、効果なく、私より大きなウエストで、どうしたものか悩んでいます。


ハナちゃん:7才(華麗な女の子?)私の癒しです。彼女は何も考えない寝ているときが癒されているようです。


癒される時間や空間は心と体にいいようです。自分だけの「癒し」探しをしてみては・・・。






初ブログです


今日はお天気もよく、初ブログ日和と判断して、ブログを作りました。
テーマを考え、なかみを考え、これから少しずつ、たくさんの方に、何かを伝えられるようにメッセージを書きたいと思います。
暖かくなってきましたが、街はマスクの人だらけ。いよいよ花粉到来です。私は花粉症ではないのですが、周りをみてるとつらそう・・・環境や体質が時代とともに変化してきたからでしょうか?

体の変化は、どんな時も心にも影響するようです。心の影響が体にも現れるともいうので、どちらもいい環境に置くこと、環境を作ることが大切なので   すね。