2009年2月13日金曜日

死の準備教育(deth education)死をみつめよりよく生きる


先日の学会発表で、上智大学のアルフォンスデーケン教授に学んだ「デスエデュケーション」と、聖心女子大学の鈴木秀子教授にご指導いただいた「アクティブリスニング」を用いて「自分の終焉と向き合った患者と、それを支える家族の事例」を発表しました。

精神腫瘍科という医療分野の学会だったので、発表内容は理解していただけたように感じました。 日本では、まだまだ「死」をタブーとしている傾向が多いようです。 でも、誰にも訪れることで、人間の死亡率は100%です。 それは、怖いことかもしれないし、悲しいことかもしれない。 でも、自分がよりよいイメージで死を意識すると、よい生き方や時間の使い方をすると思います。 両先生はよく私に「doing」と[being」の話をしてくださいますが、最近になって更にわかるようになりました。

余命宣告をされて、それを受け入れてから自分らしく生き抜いた患者さん、また、それを受け止めて支えてきたご家族、もちろん葛藤もありました。否認、パニック、うつ、受容…。どの場面でも「ともに寄り添うこと」を一番にかかわってきました。 今、私はデーケン教授の「あなたの人生を愛するノート」を書き始めました。自分を振り返りと新しい発見もあり、書くことでなんとなくぼやけていたことが、明確になってきました。 自分自身で、自己デスエデュケーションをおこなっている最中です。

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