2008年3月18日火曜日

使う言葉、使わない言葉

私は、仕事がら使わない言葉と使う言葉があります。使わない言葉は「がんばって」と「大丈夫?」「どうですか?」です。使う言葉は「無理しないでね」です。
命の現場で闘っている人は精一杯生きています。
精一杯の人は頑張りすぎて心も苦しくなるのです。その時は「無理しないで」と言ったあと、具体的なアドバイスをします。
「大丈夫?」も「どうですか?」もそれだけでは伝わらないように思います。私はいつも具体的にその人に合う言葉で話すようにしています。
言葉で伝えることの難しさ。表情やしぐさや口調でわかることがたくさんあります。手紙であれば字体でわかることもあるでしょう。うちの猫は言葉を話しませんが(あたりまえですね)、目を見たり、しぐさでしっかりと理解し合っています(私が叱るとこそこそ逃げていきます)。
でも、このように平面の「機械的文字」が発達した現代、私の言葉やメッセージがどれくらい理解してもらえるのだろうと不安になることがあります。言葉はコミュニケーションの一部でしかありません。コミュニケーションは一方的では成立しませんね。相手を理解して、話やメッセージを聞くこと(傾聴と言います)そして共感することで始まるのかもしれません。

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