2008年7月3日木曜日

あなたは「石橋をたたいて渡る?」それとも「見る前に跳ぶ?」

周りから、一歩引いたところから観察し、全体を見渡すクセをたほうがいいよ。と言われます。これは、例えば仕事でミスをしたときだけでなく、うまくいったときも一歩引いて観察することだそうです。 そうすれば「観察」して「つなげる」ときに今までとは違うものができたり、見える世界も変わってきたり、能力開発にもつながるのだそうです。
その 「一歩引いて観察する」ということは「客観的」とは違うのです。
「客観的」とは主観(自分)を外から見ることで、「一歩引いて観察する」とは主観内で主観することだそうです。自分で自分を観察するのだから当然錯覚もありますね。
人は何でも意識的にやっていると思っていますが、実際はほとんどが無意識のうちに行われています。 今これを読みながらあなたがしていること・・・――鼻をかいたり、指を動かしたり、チラッと横を向いたり――それらは全部無意識の行動ですね。
けれど人は、そのすべてを自分の意志で行っていると錯覚します。 だから必要なのは、「より的確に錯覚する」ことなのだそうです。その場その場に最適な錯覚というのは確実にあり、それをより的確に、より最適に錯覚するための脳システムがあると理解する必要がありそうですよ。 経験値を上げれば人は成長し、能力も花開く・・・。これを「潜在意識に叩き込む」と表現するなら、それは正しいと言えるでしょう。 「見るまえに跳べ」と言ったのは大江健三郎ですが、頭で考える前に、まずやってみることもいいかもしれませんね。
石橋をたたいているうちに、機会を逃すこともあるかもしれませんよ。

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