2008年4月22日火曜日

4月21日 医療教授システム学会に参加してきました。

新宿文化クイントビルにて、「第1回医療教授システムシンポジウム」が開催されました。
これは、市民と医療者が共同で医療を行う「市民参画」のできる医療を行うために、どのようなシステムが必要かということを検討するものです。
今回は、東京大学医科学研究所の田中祐次医師進行で、獨協大学医学部救急センターの池上敬一教授(とても教育熱心なかたで、市民にも救急蘇生のセミナーなどをされています。)の市民参加で行える救急法(AED)、救急救命九州研究所の畑中哲夫先生によるAEDの配置やその問題点、疑問点にについて。日本BLS協会代表の青木太郎先生による「市民が求めるCPR(心肺蘇生)教育を市民の立場から提言する。」という内容でさまざまな立場や角度からお話しがありました。
街角で見かけるAEDですが、いざとなったら使えるだろうか、「(心肺蘇生を)知っている→できる→使える」の違い。救命士である私も、以前駅で倒れた方の蘇生をしましたが、そのときはAEDを使わずに終わりました。自分が倒れたとき、誰か助けてくれるかなとか、誰か心臓発作が起こったら機敏に動けるかなと不安になったので、今度また研修に参加して学び、広げられればいいと思いました。
そういえば学校には大変多くのAEDが設置されているそうです。でも学生が心臓発作を起こす確立は低いので、あれは先生用ではないのかという意見が出ました。比率からしたら、駅では5年に1回はAEDは使われるのですが、学校は2000年に1回の使用くらいの設置と使用の確立だそうです。キリスト誕生から現代までに1回は使われるだろうという計算らしいのですが、学校設置は、ほかに救命のための活用方法はないものかという意見も出ていました。

2 件のコメント:

スネイクヘッド さんのコメント...

AEDは街中で見かける機会が多くなりましたが
実際自分がその場に居合わせて、いざ使うとなったときに
果たして冷静に対処し、使いこなすことができるだろうかと不安になりますね。これから高齢化や生活習慣病の
蔓延で心臓発作をおこす人の割合が多くなるように感じます。もっと一般の我々が認識と知識をもたないといけませんね。
現在設置されてるメインの公共場所に加えて、
電車、バス、タクシー、運動施設etc
最終的には一家に一台という時代がくるかもしれないですね。

erica さんのコメント...

いつもコメントありがとうございます。
AEDばかりが増えても使い方やコストの面でも問題はありそうですね。
救急の時に連携を取れるようなコミュニティが大切だとも言っていましたよ。