2008年4月22日火曜日

感情をコントロールするコツ

仕事で忙しいと、ちょっとしたことでイライラしたりしがちです。
そんな時感情のコントロールや、プラスの解釈をする上で何が必要かなと考えました。
難しいのかもしれませんが、私は、ほどよい「非当事者意識」になるように意識しています。
「非当事者意識」というのは、第三者的な目で自分や自分の立場を見ることです。通常、人は大変な状況に巻き込まれたときと言うのは完全に当事者意識で物事を見てしまいます。当事者意識になっていると、自分ごととして捕らえているので、つい感情に振りまわされてしまいます。(渦に巻き込まれるような感じでしょうか・・・)これがポジティブな感情であれば良いのですが、マイナスの感情に支配されてしまうと、そこから抜け出すのは難しく、プラスの解釈や感情のコントロールをしようと思っても難しくなります。
だから、このとき、一旦、自分を客観視できる非当事者意識に切り替えて状況を見てみるのです。そうすると、当事者意識のときとは違った解釈ができるようになるようです。『でも、当事者意識とか、非当事者意識とか、そんなに都合よく切り替えできない。』という方もいると思います。私もそんなときもあります。そんな時は自分への質問をしてみます。他人の目で見るような質問を自分に投げかけるのです。『相手だったら、どうするだろうか?』『尊敬するあの人だったらなんて言うだろうか?』など・・・。こうした質問を投げかけるだけでもいろんな答えが出てきます。そうしたバリエーションを増やすために日頃からいろんな本を読んだり、様々な人とかかわったり、お話を聞いたりするのは、様々な状況に対応するための参考情報としてすごく役に立つと思います。そして、このほどよい非当事者意識は、ほかの人の力になりたいときにも役に立つようです。まず、悩んでいる人とかかわるとき、その人の話を聞き、共感するのですが、ここで感情移入しすぎてしまうと、一緒に悲しい感情になって自分の渦に巻き込まれることもあります。そうなると、相手をプラスに導いたりする事はできなくなります。
文化人類学の先生が「愛ある分析を理解と呼ぶ。」とおっしゃっていました。とても心に残っています。
このほどよい非当事者意識をマスターして、感情のマスターになれるといいですね。でも、うれしい時は完全当事者意識でプラスの感情を思いっきり自分の中に刻むようにしたいです。

4 件のコメント:

スネイクヘッド さんのコメント...

自分の仕事の内容を他の人に確認してもらう時、第三者の目が自分では見つけられなかったミスや問題点を的確に指摘される時があります。その逆もしかりで私が誰かのミスや問題点を第三者の目で指摘する場合もあります。
この場合は自分のした仕事に【感情移入】
しているからなんでしょうね。自分のミスは
なかなか見つけにくいです。

ちょっとこの内容とずれてしまうと思いますが私の好きな心に残った言葉を書いてみます、
「肩の力を抜いてみよう。周りの言葉に耳を傾けてみよう。見えてくるものがあるはず。」

非当事者意識、いいお話が聞けました。
ありがとうございます!
私もこれから実践したいと思います。

嬉しい時、楽しい時、愉快な時は
腹の底から「あっはっはっは!」
笑いましょうね(^v^)

erica さんのコメント...

感情移入をしないと「冷たい人」といわれることもあるのですが、大切な人を思えばこそ大きな心で支えたいと思うのです。もちろんともに悩んだり、泣くこともあります。
でも、その中でも、きちんとアドバイスができるように非当事者意識を持つようにしています。
大体は自分が自分のことでオロオロする時にそう考えるときが多いのですが・・・。

Wing0 さんのコメント...

「非当事者意識」良い考え方ですね。私の場合少し違うのですが、常にもう一人の自分が自分の内にいます。このように書くと多重人格者の様ですが違いますよ(笑)。実際に他人と会話していても、もう一人の自分が次に話す内容を考えていたり、反応によっては別の話し方をしてみようとか、対策を先回りして考えている自分がいます。このように書くとものすごく頭の早い方のようですが・・・実際はそんなに早くありませんよ。うまく言えませんが、冷静に第3者的な目で見ている自分が自分の中にいるような感覚です。だから悩んだ時などは自分自身に問いかけてみて、自分で回答または予測をしてから他人に相談する(ほとんど確認に近い)ことが多いです。今のところ、これが原因でミスはあまりないので今後も変えるつもりもないのですが、やっぱり他の人とは思考のロジックが違いますかね~?変でしょうか?
またまた別件ですが、写真変更ありがとうございました。あっ、でも最新写真に更新されている方がうれしいのですが(照)。
わがまま言ってすみません。

erica さんのコメント...

Wing0さんへ
私も悩んで相談するとき(される時も)、わりと答えは自分で持っていて、後押しをしてほしかったり、気持ちの整理をするためや、自信がなくて確認したい場合が多いようです。そのことを自己分析して理解されているのは私は変だとは思いませんよ。
マスターの意識とでもいうのでしょうか。
これが辛い状況の当事者になるとパニックになったり、混乱したり、なかなかそういう意識を持つのは困難になりますね。その時に、日常でそのように考えることができるようになっていると違うのかな。
でも急にはそうなれない場合に、私はそんなときに力になれればいいなと思います。

お写真はちょっとお恥ずかしいですね。
また探してみますね。いつもありがとうございます。